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 Power Automateのクラウドフローでは、フローを実行する「トリガー」として複数の種類を選べる。その1つが、指定した時間にフローを自動実行するもの。ここでは、一定の間隔で気象データをWebサービスから取得し、Excelのシートに書き込んでいくフローを作成してみたい(図1)。時間をトリガーにして複数のWebサービスを連携させ、定期的に自動実行するフローの例として紹介する。

Webの気象情報を定期的に取得してExcelに保存する
Webの気象情報を定期的に取得してExcelに保存する
図1 クラウドフローで使える「コネクタ」には、「MSN天気」の情報を取得するものがある。これを使えば、1時間置き、3時間置き、毎日12時、などとスケジュールを決めて自動取得し、Excelのシートにデータを記録していくフローを作成できる
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 作成するフローの流れを整理しておこう。下準備として、気象データを保存するExcelファイルを作成しておく。そのうえで、一定間隔でフローを実行するトリガーを設定し、気象データを取得する。加えて、いつの時点での気象データかが分かるように現在時刻を取得して、気象データと一緒にExcelファイルに入力することにする。

 早速、データを保存するExcelファイルを用意しよう。クラウドフローからデータを書き込むExcelファイルは、OneDrive上に置いておく。すると「Excel Online」の機能を使い、クラウドフローからデータを入力できる。そこで、Excel Online上でファイルを新規作成するのが手っ取り早い(図2)。Excelファイルには、記録する項目の名前を1行目に入力した「テーブル」を作成しておく必要がある。ここでは「日時」「場所」「天気」「気温」という4項目を入力し、「挿入」タブの「テーブル」ボタンをクリック。「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」の設定をオンにしてテーブルを作成した。作成したフォルダーの名前は「データ」、ファイル名は「天気記録.xlsx」とした(図3)。Excelの準備はこれでOKだ。

データを保存するExcelファイルに「テーブル」を作成
データを保存するExcelファイルに「テーブル」を作成
図2 OneDrive上のExcel Onlineで新規ブックを作成し、シートの1行目に必要な項目の名前を入力する(1)。ここでは「日時」「場所」「天気」「気温」の4項目とする。A1セルを選択した状態で「挿入」タブの「テーブル」をクリック(2)(3)。「テーブルの作成」画面では「先頭行を…」にチェックを入れて「OK」を押す(4)(5)。これでデータを記録するための「テーブル」が出来上がる(6)
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図3 テーブルを作成したExcelファイル。ここでは「天気記録.xlsx」という名前で「データ」というフォルダーに保存した
図3 テーブルを作成したExcelファイル。ここでは「天気記録.xlsx」という名前で「データ」というフォルダーに保存した
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