経済産業省と東京証券取引所が年次で発表する「デジタルトランスフォーメーション(DX)銘柄」。2021年6月発表のDX銘柄2021では「デジタル×コロナ対策企業」の部門を設け、コロナ禍においてデジタル技術を活用し優れたコロナ対策を講じている企業11社を選定した。コロナ対策のDXとはどのようなものか。選定企業の中から特筆すべき取り組みを厳選し紹介する。

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コロナ対策のDX銘柄
目次
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「あなたに向く枕はこれ」、東急ハンズが仕掛ける人気店員のオンライン接客
東急ハンズが2021年6月に始めた「オンライン接客」では、店舗の売り場にいるスタッフがビデオ通話で、自宅などにいる顧客1人ひとりに接客する。
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非対面の保険手続きに力入れる東京海上日動、QRコードを使った方法とは
東京海上日動火災保険は顧客や保険代理店がそれぞれのニーズに合わせた手続き方法を選べるよう、タブレットやオンライン会議ツール、QRコードを活用した保険契約手続き「らくらく手続きシリーズ」を提供している。
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マスク買い占めに迅速対処したアスクル、顧客選ぶ優先販売のシステムを2週間で開発
新型コロナウイルス感染拡大が始まった2020年4月ごろ、一気に需要が増したマスクや消毒液などの衛生用品市場では買い占めや高額転売などの問題が発生していた。そんな状況に対し、通信販売大手のアスクルは衛生用品について、一部の顧客による買い占めを防ぎ、本当に必要としている顧客へ優先販売する「売らないマー…
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資生堂が仕掛ける拡張現実のメーク、オンラインで「私に似合うコスメ」探し
資生堂は公式Webサイト「ワタシプラス」上でAR(拡張現実)の技術を使った新しいバーチャルメーキャップサービスを提供している。利用者はオンラインで自身の顔にリップやチーク、ファンデーション、アイシャドーなどのメーキャップ商品をのせて色味を確認できる。
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ヤマト運輸は配達直前でも「置き配」へ変更可能、秘密は宅配のデジタル化
コロナ禍でEC(電子商取引)サイトの利用が増え、非対面での受け取りなど利用者の宅配ニーズが多様化した。そうしたニーズに応えるため、ヤマト運輸は2020年6月に提供を開始したEC事業者向けサービスの「EAZY」で配送サービスのデジタル化に取り組んでいる。
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