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 多くのビジネスパーソンにとって、テレワークとは在宅勤務を意味している。しかし、狭小住宅や仕切りの少ない間取りだと、自分が占有できる作業スペースを確保できず、作業に集中しづらい場合もある。ここでは、限られた住環境で、ワークスペースを上手に作り出す方法やグッズを紹介する。

 ワークスペースに求められるのは、第1に作業しやすい程度の広さ。パソコンで作業しつつ、書類なども取り出して使うなら、1m四方程度の空間が欲しいところだ。

 また、仕事に集中するためには、ある程度のプライバシーの確保も重要だ。作業を妨げられないよう、家族の視線を避けられる隔離された空間が望ましい。

 実は、自宅環境をぐるっと見回すと、ワークスペースとなり得る作業環境がいくつもある(図1)。例えば、庭やテラスなどの屋外スペースだ。集合住宅ならベランダが使えるかもしれない。いずれも一定の広さがあり、長時間占有しても家族の迷惑にはならないだろう。駐車場付きの自宅なら、マイカーの車内もちょっとした工夫で、隔離された快適な作業空間になる。

自宅の中に自分だけのワークスペースを見つける
自宅の中に自分だけのワークスペースを見つける
図1 自宅には、クローゼットや押し入れ、ベランダやバルコニーなど、普段あまり人が入らない空間がいくつかある。一戸建てなら庭やテラスもワークスペースの候補だ。マイカーをテレワークの作業場にする働き方もある(イラスト:ヨーダヒデキ)
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各種のグッズを活用する

 まずは、寝室やリビングなど、屋内のどこかにワークスペースを設ける方法を検討しよう。テレワークが一般化したことで、最近では、屋内の限られた場所をより快適なワークスペースにするための専用グッズが次々と登場している。

 ベッド上のスペースを利用するのは、サンコーレアモノショップが販売する「ベッドdeテント」(図2)。展開時の大きさは幅202×奥行き91×高さ97cm。幅と奥行きはシングルベッドにちょうどよいサイズだ。座るか寝そべりながら作業することになる。中に入って出入り口のファスナーを閉じておけば、家族の視線を遮れるので集中しやすい。

仕事に集中できる空間を作る専用グッズも
仕事に集中できる空間を作る専用グッズも
図2 サンコーレアモノショップが販売する「ベッドdeテント」。ベッドの上に設置して、自分用のスペースにするグッズだ。直販価格は4980円
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 パナソニックの「KOMORU(コモル)」のように、空間を区切るL字型パーティションもある(図3)。内側にテーブルが付いており、組み立ててリビングの一角などに設置すると、約1m四方の半個室ができる。

図3 パナソニックの「KOMORU(コモル)」は、テーブル付きのパーティション。仕切りにより半個室空間が作れる。実勢価格は約7万円
図3 パナソニックの「KOMORU(コモル)」は、テーブル付きのパーティション。仕切りにより半個室空間が作れる。実勢価格は約7万円
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 ただ、テントや半個室の空間では、家族の生活音は防げない。静かさを望むなら、やや大掛かりになるが、防音ブースという選択肢もある。ピアリビングが販売する「おてがるーむ」は自宅内に設置できる小型タイプ(図4)。壁面は段ボール素材ながら、内部に中低音域の音を防ぐ樹脂製の防音材が埋め込まれている。ブース内の広さは、幅81.5×奥行き111×高さ188cm。内部に作業用の台も設けられる。

騒音を遮断して仕事に集中できる防音ブース
騒音を遮断して仕事に集中できる防音ブース
図4 ピアリビングの「おてがるーむ」は防音密閉型のブース。1時間程度で組み立てが可能。本体上部には換気ファンを備える。直販価格は19万8000円
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