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 私たちはPCやスマホでWebブラウザーを使わない日はないといってもよいでしょう。様々な記事を読む他、メール、音楽や動画、SNS、ショッピング、チャットやビデオ会議、書類作成など、いまやOSにインストールするアプリでできる多くのことをWeb上でできるようになりました。この特集では、そうしたWebの最新技術を解説します。

 Webのユーザーエクスペリエンスとして最も重要な要素の1つに、表示の速さがあります。Webページ表示を快適にするため、プロトコルは進化してきました。今回は、Webの通信を高速化する最新の方法である「QUIC」(クイック)を取り上げます。

 Webサイトを見たときの体感として、「このサイトは重い」「軽い」と感じることは多いでしょう。軽快に表示されるサイトもあれば、表示が遅いサイトもあります。この「重い」「軽い」といった状態をWebブラウザーで実際に確認できます。

Web表示の「軽さ」を数値で確認
Web表示の「軽さ」を数値で確認
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Google Chromeの開発者ツールである「~Network」でWebページを開いたとき、ブラウザーが取得するリソースを確認できる。

 Google Chromeの「その他のツール」→「デベロッパーツール」から「Network」タブを開くとWebサイトを開いたときの、WebブラウザーとWebサーバーの応答を確認できます。

 Webページを開いてからのタイムラインでは、サイトを開いてからの処理の様子が表示され、ページの読み込みにかかる時間を「重い」「軽い」といった感覚ではなく、実際の数値として表せます。

 またWebサーバーから取得するリソース(Name)、リソースを取得するのにかかった時間(Time)から、個別にWebサーバーとの応答時間も確認することができます。

 ここで面白いのが、複数の処理が同じタイミングで、並列して進行している点です。大量にあるリソース(全271リクエスト)を直列で読み込んでいたら、非常に時間がかかってしまいます。そこで並列でHTTPリクエストを処理することで、データ取得から表示までの作業を高速に実行するようになっています。