ExcelのWeb版で利用可能なOfficeスクリプトをPower Automateと連携すれば、複数のアプリやサービスと接続してOfficeスクリプトを実行できるようになる。今回は、Power AutomateでOfficeスクリプトを実行する方法を紹介する。
なお、本連載ではMicrosoft 365 Business Standardのプランで、主にWebブラウザーを使って動作を確認している。Officeのバージョンや仕様変更によって、ここで説明する機能が使えない場合や画面が異なる場合がある。
Officeスクリプトを毎日実行する
Power Automateを使えば、作業を自動化したOfficeスクリプトを他のアプリやサービスに接続して実行させることが可能だ。例えば、Officeスクリプトを毎日、毎月などの期間を決めて繰り返し実行させることができる。
今回は、米Microsoft(マイクロソフト)のWebページで紹介されているサンプルコードを参考にして、現在の日付をシートに自動で転記するための簡単なOfficeスクリプトを作成した。これをPower Automateを使って、毎日実行するように設定してみよう。
Power Automateのフローテンプレートを利用する
今回は、Power Automateで、Officeスクリプトを繰り返し実行するためのフローテンプレートを使う。フローテンプレートを利用するには、「自動化」タブの「タスクを自動化する」ボタンをクリックし、右側に表示された「タスクを自動化する」ウィンドウから目的のフローテンプレートを選択する。
Power Automateの画面に自動的に切り替わり、このフローテンプレートで利用するアプリやサービスの画面が表示される。