米Microsoft(マイクロソフト)のPowerPointとTeamsを組み合わせて、Web会議で「ライブプレゼンテーション」を利用できる。ライブプレゼンテーションはTeamsの画面共有と違い、PowerPointを起動せずにスライドを表示したり、視聴者にスライド部分だけを確認させたりできるので便利だ。テレワークなどでワンランク上のプレゼンを実現するツールなのでぜひ使ってみよう。
なお、本連載ではMicrosoft 365 Business Standardのプランで、動作を確認している。Officeのバージョンや仕様変更、ユーザー環境によっては、ここで説明する機能が使えない場合や画面が異なる場合がある。
TeamsでWeb会議中にライブプレゼンテーションを実行
ライブプレゼンテーションはPowerPointの機能で、URLやQRコードなどを使って視聴者のWebブラウザーなどにスライドを表示してプレゼンできる。PowerPointでは、Web版でのみ使える機能だ。
関連記事 PowerPointの「ライブ字幕」を使おう、プレゼン中に話した言葉を画面に表示この機能を使って、TeamsのWeb会議でその参加者のTeamsの画面内でプレゼンすることも可能だ。この方法でライブプレゼンテーションを実行すると、Teamsの機能を使いながら、スライドショーを確認できる。
Teamsアプリからライブプレゼンテーションを始めるには、画面共有を実行するときと同じように画面上のツールバーから「共有」をクリックする。「PowerPoint Live」内からプレゼンに使用するファイルをクリックして開くとライブプレゼンテーションが始まる。
なお、ここで表示されないファイルを使用したいときは、「OneDriveを参照」または「コンピューターを参照」をクリックしてファイルを指定する。
TeamsアプリでWeb会議が始まると、発表者の画面にはスライドとそのノート、スライド一覧、参加者の一覧が表示される。視聴者のTeamsの画面内にもスライドが表示されるが、ノートは表示されない。
視聴者側の画面には、スライドの左下側にスライドを移動するためのツールバーが表示される。ここをクリックしてスライドを移動できるが、他の視聴者には影響しない。発表者が表示しているスライドに戻る場合は、ツールバーの「発表者と同期」をクリックする 。なお、この機能はWeb版でもデスクトップ版でも操作が可能だ。
なお、視聴者がスライドを移動しないように発表者側で制御したい場合は、Teamsの画面上部にある移動を防ぐためのボタンをクリックする。