全1147文字
PR

 季節変わりの異動や担当替えなどで米Microsoft(マイクロソフト)の「Microsoft 365」の管理者に任命された人もいるだろう。マイクロソフトは、Microsoft 365の管理者に必要な知識を学習するためのWebサイトを用意している。これらの学習サイトの利用方法を紹介する。

 なお、本連載ではMicrosoft 365 Business Standardのプランで、主にWebブラウザー経由で動作を確認している。Officeのバージョンや仕様変更、ユーザーの環境によっては、ここで説明する機能が使えない場合や画面が異なる場合がある。

Microsoft 365管理者向けの専門知識を学ぶ

 Microsoft 365の管理方法や機能・サービスなどを学習したい場合は、マイクロソフトが提供する「Microsoft Learn」を使ってみよう。マイクロソフトの製品やサービスを理解するための動画やテキストなどのコンテンツを無料で提供している。

 Microsoft Learnを利用するには、まず「Microsoft 365トレーニング」ページを開く。「https://support.microsoft.com/ja-jp/training」というURLからアクセスできる(2022年3月時点)。URLは変更される可能性があるので、アクセスできないときはページ名(Microsoft 365トレーニング)で検索して探そう。

 このページの「管理者とITプロフェッショナル向け」にある「トレーニングを受ける」をクリックすると、Microsoft 365向けのMicrosoft Learnが開く。

Microsoft 365トレーニングのWebページにある「管理者とITプロフェッショナル向け」の「トレーニングを受ける」をクリックすると、Microsoft 365向けMicrosoft Learnのページが開く。「Microsoft 365ラーニングパスをすべて参照」をクリックすると学習内容が一覧表示される
Microsoft 365トレーニングのWebページにある「管理者とITプロフェッショナル向け」の「トレーニングを受ける」をクリックすると、Microsoft 365向けMicrosoft Learnのページが開く。「Microsoft 365ラーニングパスをすべて参照」をクリックすると学習内容が一覧表示される
(画面写真は筆者が取得、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]

 情報は「ユニット」や「モジュール」という単位で提供されるが、一連の作業を学習するときは複数のモジュールで構成される「ラーニングパス」を利用しよう。トレーニングを終了すると、「まとめと知識チェック」や「知識チェック」などが表示され、どのぐらい習得できたかの度合いを確認できる。

学習コンテンツが表示される。「フィルター」内で製品やキーワードを検索して、自分が学びたい項目をクリックする
学習コンテンツが表示される。「フィルター」内で製品やキーワードを検索して、自分が学びたい項目をクリックする
[画像のクリックで拡大表示]
各コンテンツのページで「開始」をクリックすると、タイトルの内容に関連した情報が表示される。すべて見終わると「まとめと知識チェック」が表示され、どの程度自分が知識を得たかを確認できる
各コンテンツのページで「開始」をクリックすると、タイトルの内容に関連した情報が表示される。すべて見終わると「まとめと知識チェック」が表示され、どの程度自分が知識を得たかを確認できる
[画像のクリックで拡大表示]