季節変わりの異動や担当替えなどで米Microsoft(マイクロソフト)の「Microsoft 365」の管理者に任命された人もいるだろう。マイクロソフトは、Microsoft 365の管理者に必要な知識を学習するためのWebサイトを用意している。これらの学習サイトの利用方法を紹介する。
なお、本連載ではMicrosoft 365 Business Standardのプランで、主にWebブラウザー経由で動作を確認している。Officeのバージョンや仕様変更、ユーザーの環境によっては、ここで説明する機能が使えない場合や画面が異なる場合がある。
Microsoft 365管理者向けの専門知識を学ぶ
Microsoft 365の管理方法や機能・サービスなどを学習したい場合は、マイクロソフトが提供する「Microsoft Learn」を使ってみよう。マイクロソフトの製品やサービスを理解するための動画やテキストなどのコンテンツを無料で提供している。
Microsoft Learnを利用するには、まず「Microsoft 365トレーニング」ページを開く。「https://support.microsoft.com/ja-jp/training」というURLからアクセスできる(2022年3月時点)。URLは変更される可能性があるので、アクセスできないときはページ名(Microsoft 365トレーニング)で検索して探そう。
このページの「管理者とITプロフェッショナル向け」にある「トレーニングを受ける」をクリックすると、Microsoft 365向けのMicrosoft Learnが開く。
情報は「ユニット」や「モジュール」という単位で提供されるが、一連の作業を学習するときは複数のモジュールで構成される「ラーニングパス」を利用しよう。トレーニングを終了すると、「まとめと知識チェック」や「知識チェック」などが表示され、どのぐらい習得できたかの度合いを確認できる。