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 米Ford Motor(フォード)の高級車ブランドLincoln(リンカーン)は、米ミシガン州で開催している「Motor Bella(モーターベラ)」(現地時間2021年9月21~26日)に、新型SUV(多目的スポーツ車)「ナビゲーター」を出展した(図1、2)。高速道路の特定区間で手放し運転を可能にしたほか、センサーとサスペンションを連携させることで操縦安定性を高めた。

図1 Lincolnの新型SUV「ナビゲーター」
図1 Lincolnの新型SUV「ナビゲーター」
(出所:Lincoln)
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図2 インストルメントパネル
図2 インストルメントパネル
中央に13.2インチのディスプレーを搭載する。(出所:Lincoln)
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 新型ナビゲーターは、リンカーンで初めて運転支援機能「Active Glide」を採用した。高速道路の特定区間で前方カメラとミリ波レーダーによって先行車を検知すると、メーターディスプレーを青色に点灯。運転者に手放し運転を許可する(図3)。メーターディスプレーにもカメラを搭載しており、運転者の視線が前方に集中しているか監視する。

 Active Glideで手放し運転ができるのは、リンカーンの地図データに登録された区間で、総距離は13万マイル(約20万9200km)以上という。

図3 「Active Glide」作動時のメーターディスプレーの様子
図3 「Active Glide」作動時のメーターディスプレーの様子
Active Glideが作動すると青色に点灯し、運転者に知らせる。(出所:Lincoln)
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 さらに、同モデルで初めてアダプティブ・サスペンション機能を搭載した。同機能は前方カメラなど12個のセンサーで検知した路面の凸凹を基に減衰力を変動し、乗り心地を向上する。また、車内に搭載したカメラで、運転者の身体の動きや車両の動き、操舵(そうだ)、アクセル、ブレーキの操作を監視するという。

 パワートレーンは、排気量3.5LでV型6気筒のツインターボエンジンを搭載する。最高出力は約324kW(440PS)で、最大トルクは約691N・m(510lb.ft)。

 ベースモデルの車両寸法は全長5334×全幅2030×全高1941mmで、ホイールベースは3112mm。米ケンタッキー州の工場で生産し、22年初めに発売する予定。価格は明らかにしていない。