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 「部下が期待通りの仕事をしてくれない」「部下がもっと頑張ってくれることを期待していたのに」。部下を持つ立場なら、そう感じたことのある方は少なくないでしょう。

 しかし、その原因は必ずしも部下だけにあるわけではありません。メンバーの働きぶりに不満を持つ上司の部下に聞いてみると、「上司の依頼の仕方が雑だ」「指示内容が曖昧でよく分からない」「自分でできないことを部下に丸投げしているのでは」といった声が聞かれることがあります。

 こんな状況が生まれる原因として考えられるのは、上司の指示が粗過ぎることです。指示が粗過ぎて、具体的に何をすべきなのか部下が正しく解釈できないのです。

上司と部下が互いに不満を感じている
上司と部下が互いに不満を感じている
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 これを避けるには、上司が仕事を依頼するときに「部下の能力に合わせて仕事を細分化する」ことが必要です。依頼を小さな単位に分け、それぞれが終了するタイミングで確認したりミーティングをしたりします。

 例えば、来期の事業計画の作成を部下に依頼するとしましょう。そのまま「来期の事業計画を作成しておいて」と指示するのは、依頼を細分化できているとはいえません。

 経験豊富な部下ならこの指示で十分かもしれませんが、そうでなければ部下は何にどう取り組んだらよいか迷ってしまうでしょう。手探りで計画を作成しても、上司の期待通りのものが出来上がる可能性は低そうです。