画面サイズが7~8インチのタブレットは一定の人気がある。コンパクトで電車の中などで扱いやすいし、手に持ってゲームをプレーするのにも向いている。
しかし米Apple(アップル)のiPadは、画面サイズが10~11インチであればiPad、iPad Air、11インチiPad Proと複数の選択肢があるが、よりコンパクトなものとなると7.9インチ画面のiPad mini(第5世代)が唯一の選択肢だった。新モデルを待ち望んでいた人も多かったと思う。
結果的に約2年半ぶりとなったが、2021年9月24日に新モデルのiPad mini(第6世代)が発売された。早速使い始めているが、非常に魅力的な製品に仕上がっていると感じている。ここでは、使用開始後間もない時点で感じたことなどを紹介していく。
画面は8.3インチに、かつ多少コンパクトで軽くなった
iPad mini(第6世代)のディスプレーサイズは8.3インチ。第5世代の7.9インチから少し大きくなっている。かつ上下の縁が狭くなっているので、画面が大きくなったにもかかわらず、本体サイズのうち高さは第5世代よりも若干小さくなっている。幅は全く同じで厚さは0.2mm増えている。重量は第6世代のほうが少し軽い。なお下記のスペックのうち、重量はWi-Fiモデルのものである。
- iPad mini(第6世代):8.3インチ、195.4×134.8×6.3mm、293g
- iPad mini(第5世代):7.9インチ、203.2×134.8×6.1mm、300.5g
iPad mini(第6世代)の額縁が太いという声もあるようだが、目視ではiPad Air(第4世代)とほぼ同じだ。つまり、画面サイズがiPad Air(第4世代)より小さいために相対的に少し太く感じるわけだ。
iPad mini(第6世代)の本体カラーは4色が用意されている。この記事の写真にある実機のカラーはパープルだ。本体はアルミ製で高級感がある。雰囲気的には、iPad Air(第4世代)に近いものを感じる。
数日持ち歩いて使っているが、やはりコンパクトになったことは明確に感じる。バッグの小さめなインナーポケットなどにも入れやすい。ただし重量は第5世代とさほど変わらないため、手に持った印象は大差ない。
Smart Folioも装着してみた。下の写真にあるSmart Folioのカラーはイングリッシュラベンダーである。落ち着いたセンスの良い色合いだと思う。