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1.5mの壁があると電波強度は大幅に下がる

 まずはケース1の結果から見ていこう。

ケース1の測定場所
ケース1の測定場所
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ケース1の各測定場所での電波強度
企業向け製品家庭向け製品
周波数帯2.4GHz5GHz2.4GHz5GHz
場所(1)
アクセスポイントの近く
-26dBm-25dBm-19dBm-32dBm
場所(2)
1枚目の壁の手前
-35dBm-44dBm-43dBm-56dBm
場所(3)
1枚目の壁の向こう側
-60dBm-58dBm-60dBm-76dBm
場所(4)
2枚目の壁の手前
-75dBm-78dBm-76dBm-89dBm
場所(5)
2枚目の壁の向こう側
計測不可-89dBm計測不可計測不可

 電波強度は「dBm」という単位で示す。数値が高い(マイナスの数値が小さい)ほうが電波が強いといえる。無線LANでは-70dBmより強い電波があれば一般に通信可能といわれている。

 壁の手前と向こう側の数値を見ると、壁を1枚隔てるだけで大きく電波の強度が下がっていることが分かる。ただ、家庭向け製品の5GHz以外は-60dBm以上で十分に通信が可能な状態だった。

 ただ、1枚目の壁から約20m離れると-75dBm以下になり、通信しにくい状態になった。