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Q4  デジタル庁のミッション「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」とは?

10月8日に公開された牧島かれん新デジタル大臣のメッセージ
10月8日に公開された牧島かれん新デジタル大臣のメッセージ
冒頭でデジタル庁のミッション「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」に言及している。(出所:デジタル庁Webサイト)
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 「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」というデジタル庁のミッション。デジタル社会形成基本法には「国民の幸福な生活の実現に寄与すること」が目的に掲げられている。だがあくまでも理念であり、実現への具体的な方法は書かれていない。

 村井氏は「デジタルお巡りさん」「デジタル消防士さん」といった例を挙げ、様々な担い手が直接国民と向かい合っている行政サービスで、それぞれがどうやってデジタルを活用していくか、何をすれば国民を幸せにできるかを考える必要があると説明する。村井氏は、理念を実現するためには「みんなでやるしかない」と語る。「みんなでやってできないとは思わない」とも言う。その筋道をどうやって作るかが「デジタル庁の腕の見せどころ」(村井氏)というわけだ。

Q5 デジタル庁はなぜ多くの民間人を起用するのか?

 デジタルを用いることで、国民、あるいは企業から見てよりよい国にするには、行政サービス側がどうあるべきかという視点だけでは不完全だ。デジタル化された社会の恩恵を受ける国民側の視点と、それを提供する行政サービス側の視点を両立させることも、デジタル庁の仕事となる。

 村井氏によれば、デジタル庁が民間の人材を多数起用する理由はここにあるという。村井氏自身は組織のデザインには関わっていないとするが、役人だけでは理念を実現できないからこそ、民間人をあえて入れた組織構造を採用したのだとみる。民間人がリーダーシップを取って活躍できる行政組織はそうそうない。村井氏はそこに期待を抱いていると話す。