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 「私は日本語のまま、中国人は中国語、英語を話す人は英語のままで仕事すればいい。そこでの会話はすべて文字になり、その文字は日本語にも英語にも、中国語にもスペイン語にもなる。最後に『議事録』ボタンを押すと、先ほどの会話は全部文字として記録される」(五石氏)。わざわざ議事録を書く必要はない。

 なお、YouConnectは最初のデモのようなVRではなく、パソコンやスマートフォンでも参加できる「端末フリー」である。

ゴーグルがメガネやサングラスぐらいになればVRオフィスは一気に本格化

 ただし五石氏は、VRオフィスにおける大きな課題も指摘した。それは「ゴーグルの装着しにくさ」だ。五石氏によると、おおむね10人に1人はゴーグル自体を受け付けないという。さらに10人のうちの3~4人は長く装着していると酔うような状態、いわゆる『VR酔い』に陥る。現状ではVRオフィスに全員を参加させることはできないという。

 「VRオフィスの時代になるには、VRのゴーグルがもう少し軽くなり楽になる必要がある。メガネやサングラスぐらいのイメージになれば、一気にVRに傾くだろう」(五石氏)。そして、「言語フリー」を組み合わせれば、世界中どこから接続しても仕事ができる。さらに、会話がすべて文字になって記録でき、後から自由に検索できる。そんなSFのような世界は決して絵空事ではないことを、講演で五石氏は示していた。