2021年10月11日から22日まで開催される「日経クロステック EXPO 2021」について、講演を中心にリポートします。

日経クロステック EXPO 2021リポート
目次
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渋谷区eKYC問題は身元確認と認証を混同、デジタルアイデンティティー専門家が指摘
オンライン開催の「日経クロステック EXPO 2021」で配信した 「DX経営成功の鍵『デジタルアイデンティティー』とは何か~OpenIDファウンデーション・ジャパン特別パネル」で、渋谷区が導入したが総務省が待ったを掛け、法律改正で利用できなくなった「eKYCを使った住民票発行サービス」の問題点が…
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半導体不足の行方は品種によってまだら模様、識者3人はこう読む
日経クロステックの長寿コラム「テクノ大喜利」がライブになって「日経クロステック EXPO 2021」に登場した。2021年10月20日に行われたトークセッション「半導体不足はいつ解消するのか」では3人識者が持論を展開。現状と今後の見通しを大いに語った。
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脱炭素・デジタル社会を支えるインフラ事業が加速、企業に“次”の成長もたらす
日経クロステック EXPOで「経済成長の起爆剤に!グリーン・デジタル社会のインフラ構築事業」と題したトークセッションを開催。インフラビジネスパートナーズの菅健彦氏と平島寛氏を迎え、グリーン・デジタル時代のインフラ構築・投資ビジネスで成功を収めるための、投資戦略のポイントを解説した。
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ホンダの試行錯誤、車データで「20分」短縮なら迂回路利用
ホンダは2021年10月22日、「Hondaのデータビジネス 失敗と成功の軌跡」と題して、オンラインで開催された「日経クロステック EXPO 2021」で講演した。データサービス「Honda Drive Data Service」の概要と、その中の機能の一つとして21年8月に実装した「渋滞対策サー…
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コンセプトより「ハイエース300系」 東京「妄想」ショー
「日経クロステック EXPO 2021」では2021年10月22日に「デジタルモーターショー 自動車ジャーナリスト座談会」と題したパネルディスカッションを開催した。21年の開催が予定されていた「東京モーターショー」は新型コロナウイルス禍の影響により中止となったが、実際に開催されていたらどのような内…
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ゼロカーボノミクス中国独走の深層、日本総研・井熊氏が解読
電力自由化や再生可能エネルギー導入に向けた各種政策を立案・提言するなどエネルギーの技術や国際環境に精通する井熊氏が、脱炭素、ゼロカーボンを巡る世界的な潮流「ゼロカーボノミクス」がどのようにして起こり、世界はどこへ向かおうとしているのか? そして日本は?を解説した。
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スバル、AIのマルチタスクネットワーク重視 多数を同時認識
SUBARU(スバル)のAI技術を「手の内化」する拠点である「SUBARU Lab」――。画像認識技術の専門家で副所長の齋藤徹氏は2021年10月21日、「日経クロステック EXPO 2021」で最新の研究開発状況を語った。
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マツダ電動化戦略EV「MX-30」に込めた4つの価値、上藤主査が語る
マツダ初となる量産電気自動車(EV)「MX-30」の商品主査を務める上藤和佳子氏は2021年10月21日、開催中の「日経クロステック EXPO 2021」において、「『自然体』人を中心としたMX-30の開発」と題して講演した。EVであっても、人間中心のクルマづくりへのこだわりや、人そして地球に寄り…
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自治体システム標準化は2025年度までに道筋を、総務省地域情報化アドバイザー前田氏
「日経クロステック EXPO 2021」に総務省地域情報化アドバイザーの前田みゆき氏が登壇。「自治体システムの統一・標準化について」と題して講演した。これまでの自治体システム標準化について振り返った上で、今後の標準化を進めていく上での課題やポイントを解説した。
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行政DXに必要なのは「アナログ改革」、なぜデジタル改革は20年以上失敗してきたか
武蔵大学の庄司昌彦教授は2021年10月20日、オンラインで開催中の「日経クロステックEXPO 2021」で講演した。政府が20年以上デジタル改革に失敗し続けてきた経緯を振り返った上で、デジタル改革を進めるには、まずは行政における仕事の仕方を変える「アナログ改革」こそが必要と強調した。
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「部下を尊重しているか」 製造業で品質不正が起こる構造を専門家が指摘
たびたび取り沙汰される国内製造業の品質不正問題。勤勉な人たちが支えるといわれる日本のものづくりの現場で、なぜ品質不正が起きてしまうのだろうか。「日経クロステック EXPO 2021」にリスクマネジメントの専門家である元芝浦工業大学教授の安岡孝司氏が登壇。品質不正が発生する理由や背景にメスを入れた。
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なぜ量子コンピューターが盛り上がるのか、世界の研究開発動向を産総研の川畑氏が解説
産業技術総合研究所新原理コンピューティング研究センターの川畑史郎総括研究主幹は2021年10月19日、「日経クロステックEXPO 2021」で講演した。量子コンピューターを構成する技術から、近年の国内外の研究開発動向について解説した。
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「量子技術による本質的な変化はビッグチャンス」東芝島田氏語る
東芝 執行役上席常務/最高デジタル責任者 東芝デジタルソリューションズ 取締役社長の島田太郎氏は2021年10月18日、オンラインで開催中の「日経クロステックEXPO 2021」に登壇。「未来を拓く、Quantum Transformation ~東芝の量子技術が目指す世界とは~」と題し、20年以…
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「非接触入退出」は約3兆円規模へ、コロナ後も伸びる「非接触テック」市場を予測
オンラインで開催している「日経クロステック EXPO 2021」で10月19日に配信された講演「潜在市場規模は数兆円、広がり続ける「非接触テック」」では、代表的な非接触関連の技術やソリューションを紹介しつつ、今後の方向性も探った。
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「こうなってほしい」があるから技術革新が生まれる、PwCが語る「望ましい未来」
PwCコンサルティング パートナーの三治信一朗氏は、「日経クロステック EXPO 2021」で「2040年はどんな社会?『望ましい未来』の見つけ方」と題したトークセッションに、書籍『「望ましい未来」をつくる技術戦略』の著者の1人として登壇。12のテーマに沿って“未来へのシナリオの描き方”を紹介した…
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「申請なしでも給付金を受け取れるインフラづくりを」、デジ庁統括官の楠氏が語る改革
「国民が申請をしなくても給付金をきちんと受け取れるインフラづくりを進めている」――。デジタル庁統括官(デジタル社会共通機能担当)の楠正憲氏は2021年10月18日、オンラインで開催中の「日経クロステック EXPO 2021」に登壇。2021年9月に発足したデジタル庁について、今後取り組む施策や組織…
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「“いんちき”な手法が人を育てる」、登大遊氏がサイバー立国へ異色の提言
日経クロステック EXPO 2021に、NTT東日本ビジネス開発本部特殊局の登大遊氏が登壇。独自の視点からサイバー立国を提言した。独特の言い回しに定評のある登氏だが、ここで飛び出したのが「“いんちき”な開発手法こそ、実はイノベーションにつながる」という主張だ。
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見えてきた「SDGsテック」、SDGs個別目標を達成に導く重要技術をAIが特定
PwCコンサルティングの三治信一朗氏は、2021年10月15日、「AI分析で明らかになる『SDGsテック』、SDGs個別目標を達成に導く技術を特定」と題して、オンラインで開催された「日経クロステック EXPO 2021」で講演した。
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5G幻滅期は過ぎ去った、企業ビジネス活用の勘所をキーパーソンが指南
企業や自治体が5G(第5世代移動通信システム)を活用する上での勘所は「共感力」「コスパではなく付加価値」「いますぐ取り組む」の3点だ――ON BOARD代表取締役の大山りか氏と企代表取締役のクロサカタツヤ氏は2021年10月18日、オンラインで開催された「日経クロステック EXPO 2021」に登…
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街づくりのDXを目指す「PLATEAU」、都市の3Dモデル整備が意外と安くつくワケ
日経クロステックEXPO 2021で2021年10月15日、「Project PLATEAUの実現する未来」と題して講演した国土交通省都市局都市政策課の内山裕弥課長補佐。同省が2020年度に始動させた3次元(3D)都市モデルの整備・活用・オープンデータ化事業「Project PLATEAU(以下、…