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 「IT資格実態調査」を2021年9月、日経クロステックで実施。編集部が選んだ49種類の資格について、アンケート形式で、IT資格の保有状況や役立ち度合い、今後の取得意向を調べた。284人の回答から、IT資格の最新動向をひもとこう。

AWSがOracleとの差を詰める

 今回は、ITベンダーの認定資格(セキュリティー系を除く)について、「保有する資格」「取得したい資格」を詳しく見る。

 保有する資格のトップは「オラクル データベース分野(ORACLE MASTER、認定MySQLなど)」で、2020年9月に実施した前回調査と同様だ。不動の順位を今回も保った。

保有するITベンダー認定資格
保有するITベンダー認定資格
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 それに続く2位は「AWS認定各種(ソリューションアーキテクトなど)」で、これも前回調査と順位は同じである。前回、Oracle、Microsoft、Cisco Systemsの老舗3ベンダーに割って入ったAWSが、そのままの位置をキープした構図だ。しかも前回に比べて、1位のオラクル データベース分野との差を詰めてきた。

 「保有している」という回答者の割合を示す「回答率」は、オラクル データベース分野が前回の13.3%から今回14.1%に伸びた。一方、AWS認定各種は前回の9.9%から今回12.3%に伸びた。その結果、両資格の差は前回の3.4ポイントから今回1.8ポイントへと縮んだ。

 後述するが、AWS認定各種は全49資格中で「取得したい」という回答が最も多い。AWS資格へのニーズがこのまま続けば、次回調査でオラクル データベース分野に肩を並べる、あるいは抜き去る可能性が十分にある。

 前回に比べて回答率が最も上がったのは「マイクロソフト クラウド分野(Cloud Platform、Linux on Azure)」で、3.0ポイントのプラスだ。それに次ぐのがAWS認定各種でプラス2.5ポイント。「Google Cloud(Professional Cloud Architectなど)」もプラス1.2ポイントと、クラウド関連資格の保有者が確実に増えている状況が示された。

 ITベンダーの認定資格(セキュリティー系を除く)で前回から回答率が上がったのは、全12資格中の9資格だ。前回はAWSとマイクロソフト クラウド分野の2資格だけだったので、全体的に資格保有者は増えているといえる。