全2763文字
PR

 米Apple(アップル)は米国時間の2021年10月18日に新製品発表イベントを開催した。MacBook Proとそれらに搭載されるプロセッサー「M1 Pro」「M1 Max」が発表の主軸であったが、これら新しいプロセッサーが“Mac化”が進む「iPad Pro」にも広がる可能性はあるだろうか。

新プロセッサーの搭載で「MacBook Pro」を強化

 2021年9月のイベントでは「iPhone 13」シリーズなどを発表したアップルは、米国時間の2021年10月18日にも再び発表イベントを実施した。そこで発表されたのは「音楽関連」と「Mac」の2つなのだが、ウエートが置かれていたのは明らかにMacに関する内容であった。

 その発表の1つが、新しいプロセッサー「M1 Pro」と「M1 Max」である。これらはいずれもiPhone向けの「A」シリーズと同様に英Arm(アーム)の技術をベースとしており、2020年に発表されたMac向けプロセッサー「M1」の上位版という位置付けになる。

M1の上位版となる新プロセッサー「M1 Pro」および「M1 Max」。ともにM1の性能を大幅にアップさせている
M1の上位版となる新プロセッサー「M1 Pro」および「M1 Max」。ともにM1の性能を大幅にアップさせている
(出所:アップル、以下同じ)
[画像のクリックで拡大表示]

 いずれもCPUの高性能コアがM1の2倍となる8コアに増えた。GPUもM1 ProがM1の2倍となる最大16コア、M1 Maxが4倍となる最大32コアに増えている。またメモリーもM1の最大16GBに対し、M1 Proで最大32GB、M1 Maxで最大64GBまで対応できるなど、数字からも大幅に性能が向上していることが分かるだろう。

 そして、これだけの高い性能を生かすデバイスとなるのが新たに発表された「MacBook Pro」である。M1ベースのMacはこれまで、「Mac mini」や「iMac」、「MacBook Air」などの普及モデルが主体だったが、高い性能を要求するプロ・セミプロに向けたMacBook ProもM1ベースに移行することとなった。

 新しいMacBook Proは14インチと16インチの2モデルが用意され、14インチモデルはM1 Pro、16インチモデルはM1 ProとM1 Maxの選択が可能。他にもディスプレーにミニLEDを搭載し、リフレッシュレート120Hz駆動に対応するなど性能が強化されている。一方、「Touch Bar」がなくなったり、ディスプレーのカメラなどを配置するためのノッチが採用されたりするなど、デザイン・インターフェース面でもいくつかの変化があり、話題となっているようだ。

M1 Pro/M1 Maxを搭載した新しい「MacBook Pro」。M1アーキテクチャーベースとなり大幅に性能向上しただけでなく、Touch Barの廃止やMagSafeの復活など、かつてのMacBook Proの仕様に戻った部分もある
M1 Pro/M1 Maxを搭載した新しい「MacBook Pro」。M1アーキテクチャーベースとなり大幅に性能向上しただけでなく、Touch Barの廃止やMagSafeの復活など、かつてのMacBook Proの仕様に戻った部分もある
[画像のクリックで拡大表示]