ネットワークエンジニアだけでなく、今、多くのエンジニアに求められているのがネットワークのトラフィック解析だ。スループットを安定させ、トラブル時に迅速に対応する――。そのためにも解析とその実践方法の知識は欠かせない。ただ、障害調査・デバッグにかかわるエンジニアは「Wireshark」を使い、運用監視・セキュリティーにかかわるエンジニアはPythonの機械学習ライブラリーやオープンソースのデータ可視化ツールなどを使っており、特に後者については知識・手法が現場に閉じがちだ。この特集ではPythonでパケットをキャプチャーして解析する実践的な方法を示し、運用時に遭遇するユースケースを通してその解決策に迫る。