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 この特集では、Linuxを理解する際に重要な「ファイル」と「ディレクトリー」に関する基本を解説します。

 ファイルやディレクトリーには「所有者」と「グループ」が設定されており、それによってアクセス(参照や操作)の権限が決まります。ここでは、アクセスの権限を設定する方法を説明します。

ユーザーとグループ

 アクセスの権限の設定について説明する前に、それらを決める要素である「ユーザー」と「グループ」について説明しておきます。

 WindowsやmacOSと同じくLinuxでも、「ユーザー名」と、そのユーザーだけが知っている「パスワード」を入力してログインします注1。ログインすると、そのユーザーが許可されている範囲内で、コマンドを実行できるようになります。

 また、複数のユーザーをひとまとめにして扱う「グループ」があります。グループに属しているユーザーにだけファイルの閲覧や変更を許可する、といった使い方ができます。

「グループ」を設定して複数のユーザーをひとまとめにできる
「グループ」を設定して複数のユーザーをひとまとめにできる
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 ユーザーは、必ずいずれかのグループに属します。また複数のグループに属することもできます。自身が属しているグループを確認するには、「groups」コマンドを使います。次のように引数なしで実行します。

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注1 正当なユーザーかどうか確認することを「ユーザー認証」と言います。