ネットワークに関する素朴な疑問の答えや押さえておきたい重要キーワードを、イラストを用いてわかりやすく解説します。

イラストでわかるネットワークの基礎
目次
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なりすましメールを見抜く技術、「送信ドメイン認証」とは
送信ドメイン認証とは、なりすましメールを見抜く技術。メールの送信者が送信元ドメインなどを詐称していないか確認する。受信側の迷惑メール対策の1つだ。
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エンジニアの作業負荷やシステム障害などの弊害も目立つ、「うるう秒」とは?
うるう秒は地球の自転などに基づく「天文時」と、原子時計を基にした「原子時」の時刻の差を0.9秒以内に収めるため、原子時の時刻に不定期に追加または削除する秒のことです。うるう秒で調整した時刻が世界の標準時である「協定世界時」です。これらは国際電気通信連合(ITU)の無線通信部門が最初に定義しました。
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ネットワークの境界に設置するセキュリティー機器の定番、「UTM」とは
UTM(Unified Threat Management)はファイアウオールやマルウエア対策(アンチウイルス)など複数のセキュリティー機能を統合した機器の総称である。日本では「統合脅威管理」などと呼ばれる。2000年代前半に登場し、今では多くの企業が導入している。
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オンプレミスのシステムも組み合わせて使う、「ハイブリッドクラウド」とは
ハイブリッドクラウドは、クラウド事業者が提供するクラウドサービスの環境と、企業がサーバーなどを自前で運用するオンプレミスの環境を組み合わせたシステム構成を指します。
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不安定な無線LANにおさらば、専用周波数帯を使える「ローカル5G」とは
ローカル5Gとは、通信事業者以外の企業や自治体などが、特定の敷地や建物内に構築する5G(第5世代移動通信システム)ネットワークのこと。そのための技術を指す場合もある。日本では2019年に制度化され、2020年以降、企業などの活用が広がりつつある。
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なぜ拡張が必要だったのか、「Wi-Fi 6E」と「Wi-Fi 6」の違いとは
「Wi-Fi 6E」は無線LANの最新規格です。使っている技術は現在主流となりつつある「Wi-Fi 6」と同じですが、6GHz帯の周波数帯も利用できるようにしました。Wi-Fi 6を拡張したため「Extend(拡張)」を意味する「E」が付いています。
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pingやSNMPで死活や状態を確認、「ネットワーク監視」とは
ネットワークの稼働状況を確認する作業
ネットワーク監視とは、ネットワークが正常に稼働しているかどうかを確認する作業である。
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テープ・ディスク・クラウド、バックアップ先の違いによる長所と短所とは
バックアップとは、コンピューター上のデータが意図せず失われても元の状態に戻せるよう準備しておくことです。データを複製し保存しておく工程と、データを復旧する工程から成ります。複製したデータそのものをバックアップと呼ぶこともあります。
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IoTセンサーなど低消費電力機器に欠かせない無線通信技術「LPWA」とは
LPWA(Low Power WideArea)は、低消費電力で遠距離の通信ができる無線通信技術の総称である。センサーデータの収集など、IoT(Internet of Things)デバイスに使われることが多い。特に製造業や流通サービス業、社会インフラといった産業向けの用途で有望視されている。
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新幹線車内でも携帯電話で通話ができる、その仕組みとは
スマートフォンなどの携帯電話端末は、基本的に1つの無線基地局とデータをやりとりします。携帯電話の基地局と端末が通信できる距離は、一般的に数百mから数kmまでです。つまり、広くても半径数kmの範囲になります。この範囲を「セル」と呼びます。
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シャドーITを許さない、クラウド利用のセキュリティー問題を防ぐ「CASB」とは
CASB(Cloud Access Security Broker)は、企業や組織が従業員のクラウドサービスの利用状況を可視化したり、制御したりするサービスである。クラウドサービスを安全に利用できているかを確認したり、IT部門が管理していないクラウドサービスの無断利用を発見したりできる。
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非常時に他社の携帯電話網を使ってサービスを維持できるか、「ローミング」とは
携帯電話におけるローミングは、携帯電話事業者がサービスエリア外で、他社の携帯電話事業者の網を通じて自社のサービスを提供する仕組みです。
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システム利用者の識別IDをクラウドで管理、「IDaaS」とは
IDaaS(IDentity as a Service)は、システムの利用者を識別するためのIDを管理するクラウドサービスである。ID管理に関する様々な機能をSaaS(Software as a Service)として提供する。
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ネットワーク機器や回線で通信が集中してトラブルに、「輻輳」とは
一般的に輻輳とは、あるものが同じ箇所に集中して混雑した状態を指します。インターネットにおいては、ネットワーク機器や回線など特定の箇所に通信が集中し、処理が滞る状態を輻輳といいます。ネットワーク機器が同時に処理できるパケットの量は決まっているので、輻輳が発生すると処理能力を超えたパケットは破棄されま…
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ホスティングとコロケーションで何が違う、高付加価値化が進む「データセンター」とは
データセンター(DC:Data Center)は、情報システムを構成するサーバーやLANスイッチ、ルーターなどの機器の設置・運用に特化した施設である。もともとは金融機関の勘定系システムなど、大企業が基幹業務システムを運用するための施設として自前で保有していた。
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インターネット接続に欠かせない「ISP」、その先はどこにつながっているか
インターネットは、いくつものLANがつながって形成されています。家庭や企業の先にあるインターネット接続事業者(ISP)の網もLANであり、ISPの網同士が接続し合っています。このため異なるISPの利用者同士でも、複数のISPを経由することで通信できます。
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離島や山岳地なども接続可能、地球全土を網羅できる「衛星インターネット」とは
衛星インターネットは、人工衛星を介した通信技術である。離島や山岳地など固定回線の敷設が難しい場所からでもインターネットに接続できるようにする。
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コネクターの規格、「USB Type-C」と「Thunderbolt」は何が違うのか
USB Type-Cは、USB Implementers Forumという非営利団体が2014年に定めたコネクターの規格のことです。一方、Thunderboltは米アップルと米インテルが定めた通信の規格です。
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セキュリティー問題を引き起こし不正アクセスを招く、「脆弱性」とは
脆弱性はセキュリティーの問題を引き起こす欠陥や設定の不備を指す。「セキュリティーホール」とも呼ばれる。
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停電時にサーバーのデータを守る、「UPS」とは
停電の際、最も影響が懸念されるのは、サーバーのハードディスクに保存したデータです。ハードディスクは電力の供給が突然止まると、物理的に壊れる危険があるからです。そうなるとデータを復旧できなくなります。
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