災害に遭遇した際、目の前の状況に対して適切に行動し、自分や家族を守らなければならない。そうした行動でパソコンやスマートフォンを活用するのが「デジタル防災」だ。普段からの備えの有無が、いざというときの運命を左右する。さあ、デジタル防災を始めよう。
近年、地震や台風、水害などによる深刻な被害が増えている。こうした状況の変化を受けて、政府は2021年5月、避難情報などに付記する「警戒レベル」を修正した(図1)。いつ何時、どんな災害が起こるか分からない状況において求められるのは、災害に遭遇した際、目の前の状況に対して適切に行動し、自分や家族を守る「防災リテラシー」だ。
例えば、自分が住んでいる地域のハザードマップは、災害が起こる前に確認しておくことが望ましい。こういった情報はインターネット上に用意されているので、必ずチェックしておこう(図2)。