米Apple(アップル)が新しい14インチMacBook Proと16インチMacBook Proを発売した。チップに高性能、低消費電力のM1 ProまたはM1 Maxを搭載していることで発売前から注目を集めていたのはご存じだと思う。
ここでは14インチMacBook Proをレビューする。使ってみたのはチップがM1 Pro(10コアのCPUと16コアのGPU)、メモリー16GB、ストレージは1TBのSSDという構成だ。この構成の価格は、直販の場合で29万9800円(税込み、以下同じ)となっている。
パネルを閉じた状態では全体にフラットな形状だが、本体の角が丸みを帯びているなど優しさを感じる部分もある。MacBook Airのようなくさび形とは異なる印象を受ける。
左右にスリットが2本入っており、その奥に排気口が設けられている。排気口のギザギザをみせないようにしているわけだ。アルミパーツの合わせ目も極めて細く、均一だ。底面の真ん中に「MacBook Pro」というロゴが彫り込まれている。
14.2インチの明るく美しいディスプレーを搭載
14インチMacBook Proのサイズは、13インチMacBook Proと比べてさほど変わらない。ディスプレーのサイズはそれぞれ14.2インチと13.3インチなので、14インチMacBook Proのほうが作りはよりコンパクトだといえるだろう。
- 13インチMacBook Pro:30.41×21.24×1.56cm
- 14インチMacBook Pro:31.26×22.12×1.55cm
14インチMacBook Proのディスプレーは横と縦の比率が約16対10となっている。使ってみると画面が広く感じる。解像度は3024×1964ピクセルで、輝度は最大1000ニト、HDR対応コンテンツの場合は最大1600ニトまで明るくなる。これまで僕が見てきたノートパソコンのディスプレーの中で最高クラスといえる明るさで、実物も大変に明るく美しい。またミニLEDを採用しているため黒の締まりが良いと感じる。120Hz駆動で、ゲームや動画などでの画面のちらつきも押さえられる。