メンバーとの共同作業においては、タスクを明確に割り振ることで作業の進捗を管理しやすくなる。しかし、作業が進むにつれてメンバーが受け持つタスクに偏りが出てくることもある。タスクが偏ると、作業の進捗に影響を及ぼす可能性が高くなる。
そこで活用したいのがタスク機能だ。この機能を使うと、誰に何のタスクを割り当てているか一目で確認できるので、管理者はタスクの偏りを未然に防げる。またメンバーに割り当てたタスクは、そのメンバーのToDoリストに追加されるので、メンバー自身もタスクの見落としを防げる。
今回はGoogle Workspaceの「スペース」からタスクを管理する方法と、ToDoリストに登録されたタスクを整理する方法を解説する。
タスクの画面構成を理解しよう
スペースでタスク機能を利用する場合は、画面上部の「タスク」タブから行う。このタブには、そのスペースで作成されたタスクがすべて表示される。作業の進捗を管理する人間は定期的にこの画面を確認し、タスクの割り当てに偏りがないか、進捗に遅れがないかなどをチェックすれば、スムーズな進行が可能になるはずだ。
画面構成や使い方はブラウザーも「Gmail」アプリもほぼ同じ。ただし、ブラウザーの場合は画面右側のサイドバーでToDoリストを表示して直接編集できるのに対し、モバイル端末の場合はToDoリストを操作するには「Google ToDoリスト」アプリが必要になる。
番号 | 項目 | 機能 |
---|---|---|
① | 「タスク」タブ | タスクを一覧表示する |
② | タスクを追加 | タスクを新規作成する |
③ | 未完了タスク一覧 | スペースで作成された未完了のタスクが一覧表示される |
④ | 完了タスク一覧 | 完了したタスクが一覧表示される |
⑤ | タスク名 | タスク名が表示される |
⑥ | 完了とする/未完了とする | タスクの完了/未完了が表示される。〇をクリックして切り替える |
⑦ | 期限 | タスクに設定された期限が表示される |
⑧ | 割り当て | タスクが割り当てられたメンバー名が表示される |
⑨ | ToDoリストアイコン | クリックするとサイドバーが開き、自分のToDoリストが表示される |
⑩ | ToDoリスト | ToDoリストに登録されているタスクが表示される。スペースから追加したタスクは、スペース名も表示される |