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 古くからのパソコンユーザーには、Gmailとプロバイダーメールを両方とも頻繁に使っている人もいるだろう。前者にはウェブブラウザーで、後者にはOutlookなどのメールアプリ(POP方式)でアクセスしているはず。それではちょっと二度手間に感じる。

 こんなときは、プロバイダーメールもGmail(ウェブ)で受信するのがお勧めだ。そうするとウェブブラウザーでGmailを開くだけで、すべてのメールを確認できる。Gmailからプロバイダーのアドレスでメールを送信することも可能だ(図1)。

Gmailで一括管理
Gmailで一括管理
図1 Gmail(ウェブ)では、Gmailのメールに加えて、プロバイダーのメールも同じ受信トレイで管理できる。新規メッセージを作成する際の差出人は、Gmailアドレスのほか、プロバイダーのアドレスにすることもできる[注1]
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転送方式ならタイムラグなし ただし今後受信するものだけ

 プロバイダーメールをGmail(ウェブ)で受信するには、(1)プロバイダーから転送、(2)GmailからPOP方式で受信、という2つのやり方がある(図2)。お勧めは前者だ。設定が簡単なだけでなく、プロバイダーのサーバーにメールが届き次第、ほとんどタイムラグなしにGmailで受信できる(図3)。ただし、これから届くメールしかGmailに集約できないのが弱点。一方のPOP方式なら、プロバイダーのサーバーにメールを残してある場合、それらもGmailに集約できる。

Gmailで受信する2つの方法
Gmailで受信する2つの方法
図2 プロバイダーのメールをGmailで受信するには、(1)プロバイダーから転送、(2)GmailからPOP方式で受信の2つのやり方がある
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転送方式はタイムラグがほぼなし
転送方式はタイムラグがほぼなし
図3 2つのやり方のうちお勧めは転送方式。プロバイダーのサーバーにメールが届くと、ほぼタイムラグなしにGmailに転送される。ただし、過去のメールをプロバイダーのサーバーに残してあり、それらもGmailに集約したいならPOP受信方式がよい
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