プロバイダーを古くから使っている人は、POP方式での受信が多いだろう。パソコンが1台だけならそれでかまわないが、複数台で使う場合はちょっと困る。POP方式で受信すると、原則としてサーバーからメールが削除され(設定変更で残すことも可能)、削除されたメールはほかのパソコンで受信できない[注]。
IMAPならフラグも反映 送信済みメールも読める
Outlookアプリでメールをサーバーに残す設定にすれば、ほかのパソコンでも受信は可能。しかしPOPは一方通行なので、受信したメールにフラグを付けてもほかのパソコンには反映されないし、送信済みメールもそれを送ったパソコンでしか確認できない(図1上)。
複数台で受信するなら、サーバー上でメールを管理するIMAP方式がお勧めだ。フラグを付けるなどの操作をすると、それがサーバーにも反映されるので、どのパソコンでも同じように表示される(図1下)。一部のプロバイダーではIMAPの利用が有料だが、御利益はそれを補って余りある(図2)。
それでは、OutlookアプリでプロバイダーメールをPOP方式からIMAP方式に切り替えるやり方を見ていこう(図3)。