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ところで、そもそもプロバイダーの迷惑メール対策は必ずしも機能がオンとは限らない。有料の場合もあるし、無料でも申し込みが必要なこともある。まずは、プロバイダーの会員ページでオン・オフを確認しよう(図4)。
プロバイダーによっては迷惑メール対策が有料
図4 大手プロバイダーのうち、OCNとビッグローブの迷惑メール対策機能は有料だ。まずは、自分のプロバイダーで迷惑メール対策がオンになっているか確認しよう。なお、OCNとビッグローブの場合、迷惑メールの件名の先頭に識別のための文字を付けるなどの対策は無料で利用できる
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オンの場合、間違って迷惑メールと判定されたメールを確認したければ、プロバイダーのウェブメールにアクセスする。その迷惑メールフォルダーに誤判定されたメールが入っていたら、選択して迷惑メール判定を解除すれば受信トレイに移動する(図5)。
プロバイダーのウェブメールで救出する
図5 プロバイダーメールが行方不明の場合は、プロバイダーのウェブメールにアクセスして「迷惑メール」フォルダーの中を探そう(1)(2)。メールが見つかったらそれを選択し、「迷惑メール判定を解除する」を選ぶと、受信トレイに移り、メールアプリからも見られる(3)(4)
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Outlookアプリではレベル「低」から始めよう
プロバイダーの迷惑メール対策を使わずに、Outlookアプリの迷惑メール対策を使うという選択肢もある(図6)。この場合はアプリが判定するので、誤判定があってもアプリの迷惑メールフォルダーで確認できる。
Outlookアプリでの迷惑メール対策も可能
図6 Outlookアプリでも迷惑メール対策は可能だ。プロバイダーの迷惑メール対策を利用していないときは、Outlookアプリの機能をオンにする
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初期設定では機能がオフなので、有効にするには「迷惑メールのオプション」を開き、処理レベルを「低」または「高」に設定する(図7、図8)。まずは「低」に設定して様子を見よう。「低」なら、必要なメールが間違って迷惑メール扱いされる可能性は低い。あまりに多くの迷惑メールがフィルターを擦り抜けるようなら「高」に変更しよう。そうすると、厄介な迷惑メールの多くを処理できる。半面、誤判定の可能性も高まるので、定期的に迷惑メールフォルダーを確認するのを忘れずに。
迷惑メール対策をオンにするには
図7 Outlookアプリを起動したら、「ホーム」タブの「迷惑メール」を選び、「迷惑メールのオプション」を選択する(1)~(3)
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図8 「オプション」タブで、処理レベル欄を「低」または「高」に設定する(1)(2)。まずは「低」に設定し、迷惑メールが数多く擦り抜けてくるようなら「高」に変更する。半面、「高」にすると誤判定の可能性も高まる
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[注]プロバイダーの機能で迷惑メールではないと判定されたものがGmailで迷惑メールと判定された場合は、Gmail(ウェブ)の迷惑メールフォルダーに入る。また、プロバイダーによっては迷惑メールを「迷惑メール」フォルダーに受信する設定にできる