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 テレワーク時に「役立つ」と思うクラウドやサービスのうち、使ったことがあるITツールにはどんなものがあるか――。日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボが40種類を対象に調査したところ、Web会議ツールやビジネス向けチャット、グループウエアなどが人気を集めた。

 調査は日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボが2021年10月に実施した。「テレワークを円滑に進めるために役立つと思うITツールやサービスを選んでください」と尋ね、それらのうち「実際に使っている/使ったことがある」ものを複数回答可の形で選んでもらった。

 選択肢は40種類を用意し、5分野に分けて集計した。5分野とは「端末・通信関連」「対話・情報共有ツール/クラウド」「業務用・ペーパーレス支援ツール/クラウド」「情報保護関連」「周辺機器・その他」である。

グループウエアが順位を6つ上げた

 40種類のベスト3は「ノートパソコン」(88.2%)、「Web会議(Zoomなど)」(78.8%)、「ビジネス向けチャット(Teamsなど)」(71.8%)だった。いずれもテレワークに欠かせないツールであり、ベスト3の顔ぶれは2021年4月に実施した前回調査と同様だった。

テレワークに「使ったことがある」ITツールとサービスのランキング
順位(前回順位)ツール・サービス名回答率
1(1)ノートパソコン88.2
2(2)Web会議(Zoomなど)78.8
3(3)ビジネス向けチャット(Teamsなど)71.8
4(4)電子メール69.1
5(11)予定表/情報共有/グループウエア57.4
6(5)Wi-Fi環境56.8
7(9)光回線53.8
8(7)VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)53.5
9(8)椅子51.8
10(9)作業机46.2
(出所:日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボ)

 4位は「電子メール」(69.1%)が入った。5位の「予定表/情報共有/グループウエア」(57.4%)は前回調査の11位から順位を6つ上げた。上位10項目の中で上げ幅は最高だった。離れたところで仕事をする働き方が当たり前のようになり、互いの予定などを確認できる仕組みが一段と求められているようだ。

 6位は「Wi-Fi環境」(56.8%)、7位は「光回線」(53.8%)、8位は「VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)」(53.5%)と、通信関連が占めた。9位は「椅子」(51.8%)、10位は「作業机」(46.2%)だった。自宅でも快適に仕事を進めるために、通信環境や作業スペースなどを重視するビジネスパーソンの姿が浮き彫りとなった。

 以降に、テレワークに「役立つ」と思うITツールやサービスのうち、「実際に使っている/使ったことがある」ものを複数回答可の形で聞いた結果を分野別に一挙紹介する。多い順から並べている(それぞれ横軸に取ったパーセンテージが異なる点に注意)。