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 数千万円から1億円を超えるものまである新築マンション。人生で1番高い買い物と言われることもあり、マンションのモデルルームや現地を訪問して、営業担当者と話し合い検討する。こうした「購入までに直接足を運ぶもの」というマンション購入の常識がDX(デジタルトランスフォーメーション)によって変わろうとしている。

「ザ・パークハウス 名古屋」のイメージCG
「ザ・パークハウス 名古屋」のイメージCG
(画像提供:三菱地所レジデンス)
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 三菱地所レジデンスが販売している「ザ・パークハウス 名古屋」。JR名古屋駅から徒歩圏内にあり、イオンモールやノリタケの森といった施設が隣接している好立地な分譲マンションだ。実は注目を集めている理由はこれだけではない。ギャラリーへの来場などの条件を満たせば「登録申し込みをオンラインでできる」(三菱地所レジデンスの木村拓歩第二販売部販売第二グループグループマネージャー)ということだ。

 一般的にマンション購入までのプロセスでは、対面が大前提になっている。これを三菱地所レジデンスは変えようとしているのだ。マンションの情報を得るためにモデルルームへ訪問するというプロセスは、ビデオ会議システムを使ってオンラインで接客できるようにした。その後のマンション購入申し込みもオンラインで登録できるようにしたほか、申し込みが競合したために実施した抽選会もライブ配信して会場にいなくても会の様子を見られるようにした。

三菱地所レジデンスが取り組んでいるマンション申し込みまでのプロセスのオンライン化
三菱地所レジデンスが取り組んでいるマンション申し込みまでのプロセスのオンライン化
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 マンション販売のオンライン化を進める背景には、新型コロナウイルス感染症の拡大で訪問をためらう人が増えたことや、様々な手続きがオンライン前提に変わりつつあることを踏まえたことがある。最高で1億3500万円、最多価格帯でも5300万円台という高額マンションにもかかわらず、2020年10月からの第1期販売には、販売200戸に対して434件の申し込みがあった。最も高い抽選倍率は17倍にもなった。購入申込者の居住地は、愛知県以外が31.6%を占め、東京都も12.6%いた。