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 自宅で仕事をする機会が増え、個人のパソコンが攻撃されるケースが目立っている。パスワードやデータの漏えい防止策、ウイルスへの備えなどを総点検し、万全の策を講じておきたい。攻撃の手口とその対処方法など、本気の対策を網羅する。

 最近は都市部を中心に、カフェやホテルといった商業施設をテレワークの場所として活用する動きがある。しかし、商業施設にあるWi-Fiスポットの多くは、セキュリティのリスクが潜在するとされる。また、外出先ではパソコンの紛失・盗難、画面の盗み見といった危険性もある。

 テレワークで懸念されるのは、やはり情報漏えいだ。とりわけ、カフェやコワーキングスペースのような不特定多数の人が集う場所では、取引先など仕事上のやり取りを第三者にのぞき見される恐れがある。商業施設内で作業する場合、トイレなどで一時的に席を離れるときは、ディスプレイを閉じるか、[Windows]+[L]キーで画面をロックするよう心掛けること。

 Windows 10の「動的ロック」機能も同時に設定しておくとよい(図1)。Bluetoothでペアリングしたスマートフォンを所持したまま、パソコンとの通信範囲から外れると、約30秒でロックが掛かる仕組みだ。

スマートフォンを画面ロックの鍵として使う
スマートフォンを画面ロックの鍵として使う
図1 事前にパソコンとスマートフォンをBluetoothでペアリングしておく(左)。動的ロックを有効にするには設定アプリ→「アカウント」→「サインインオプション」→「動的ロック」の「その場にいないときにWindowsでデバイスを自動的にロックすることを許可する」にチェックを入れる(右)
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 とはいえ、ロックを掛け忘れてしまえば、席を離れた隙にパソコンを操作される恐れもある。持ち出されては困る大事なデータは「OneDrive」内の「個人用Vault」フォルダーに保存するとよい(図2)。最後にアクセスしてから20分以上経過すると自動でロックされ、開くには2段階認証が必要になる。

機密ファイルの保管に「OneDrive」を活用する
機密ファイルの保管に「OneDrive」を活用する
図2 「OneDrive」には「個人用Vault」と呼ぶ固有のフォルダーが設けられている。20分操作がないと自動で閉じる。開くには2段階認証が必要だ
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