古いケーブルを断捨離したい
役割ごとに残すケーブルを決めるとよい
パソコンやスマホ、周辺機器を長く使っていると、気付いたときにはケーブルが大量に余っているもの(図1)。引き出しや収納ボックスがいっぱいになって、使わないケーブルを処分したいと考える人は多いのではないだろうか。ただ、特にUSBケーブルはどれが必要でどれが不要なのか判別が付かないことも多い。
そういうときは、役割がかぶっているケーブルを優先的に処分するとよい。周辺機器の付属ケーブルは、ほかの機器で使わないよう注意書きされているものもある。そうした縛りのないケーブルを優先的に選ぶ。
充電専用ケーブルも残す優先度は低い。Micro-B端子のケーブルは「USB BC(Battery Charging)」という古い規格を使うため、新しい機器では反対に充電が遅くなることもある。USB BCでしか充電できない機器でなければ、通常のデータ通信用ケーブルで代用できる。
使用頻度の低いケーブルは変換アダプターとの組み合わせで代用することも検討するとよい(図2)。この工夫は持ち運ぶケーブルを減らす際にも使える。
100円均一ショップのケーブルは使える?
普通に使えることが多い
100円均一ショップはUSBケーブルを扱っていることが多い。あまりに安いため、ちゃんと使えるのか心配になる人もいるだろう。しかし、通常の使い方では基本的に問題ない。もちろんコストのかかるUSB 3.x対応のケーブルを見かけることはなく、USB 2.0対応が基本だ。
今回は「ダイソー」で購入したUSB Type-Cケーブル(パッケージには「3A」「USB 2.0」と表記)を使ってデータ転送と充電を試してみた(図1)。結果、読み出し速度は約44MB/秒で、表記にある通りUSB 2.0相当だった。ファイルのコピーや削除も正常にでき、USB PDを利用したノートパソコンの充電も問題なかった。
100円均一ショップでは規格上存在しない、充電専用のUSB Type-Cケーブルも見つけた。少し心配だったものの、こちらもUSB PDで充電できた。ただ、データ通信可能なケーブルならUSB PD充電は利用できるため、積極的に選ぶ理由はない。