
大容量の動画サービスに多人数参加のウェブ会議、おまけに家族全員がスマホやパソコンから同時にアクセス……。あなたの自宅のインターネットは、重い通信負荷に耐えかねて大渋滞を引き起こしていませんか。「速度が遅い」「通信が途切れる」といったトラブルを解消するには、遅さの原因を突き止めて弱点を強化することが重要です。本特集では、原因の調べ方とそれを克服するための具体的な方法を紹介します。今の時代に合った快適な通信環境を手に入れましょう。
大容量の動画サービスに多人数参加のウェブ会議、おまけに家族全員がスマホやパソコンから同時にアクセス……。あなたの自宅のインターネットは、重い通信負荷に耐えかねて大渋滞を引き起こしていませんか。「速度が遅い」「通信が途切れる」といったトラブルを解消するには、遅さの原因を突き止めて弱点を強化することが重要です。本特集では、原因の調べ方とそれを克服するための具体的な方法を紹介します。今の時代に合った快適な通信環境を手に入れましょう。
電波の届く範囲ならどこでも利用できるのがWi-Fiの便利さ。しかし、裏を返せば通信内容をのぞかれるなどのリスクと隣り合わせでもある。
Wi-Fiで接続したプリンターで印刷が実行されない──。こんなトラブルの原因はさまざまだが、ネットワーク上に問題があるケースもある。
Wi-Fiルーターの電波は離れるほど弱まり、壁などの障害物によってさらに減衰する。電波が届かなければWi-Fi 6の速さを生かせない。
「ネットがなんだか遅い」「通信がよく切れる」──。光回線を引いて新しいWi-Fiルーターを使っているのにトラブルが続くようなら電波環境を見直してみよう。
「無線引っ越し機能」「IPv6 IPoE」「バンドステアリング」「トライバンド」「メッシュネットワーク」といった各種機能にも目を配ってWi-Fiルーター製品を選びたい。
Wi-Fi 6はWi-Fi 5から、速度アップと通信の効率化などが図られている。省電力機能も強化されている。
高速回線を導入しても古いWi-Fiルーターのままでは通信速度が遅く、それが足かせとなってインターネットの速度が遅くなることがある。
現在、多くのプロバイダーで使われている「IPv4 PPPoE」によるネット接続方式では、時間帯によって通信速度が著しく低下することがある。
インターネットが遅くなる原因がネット回線にあるとわかったら、回線の種類やプランの見直しを検討しよう。
Wi-FiルーターとWi-Fi子機は、それぞれWi-Fi規格のいずれかに対応している。相互の規格が異なる場合には、下位の規格で接続する。
Wi-Fiルーターについて見ていこう。Wi-Fiの最新規格はIEEE 802.11ax、通称「Wi-Fi 6」だ。「IEEE 802.11ac」には「Wi-Fi 5」、「IEEE 802.11n」には「Wi-Fi 4」という呼称が付けられている。
現在、ネット回線の主流は光回線だ。しかし、高速が売り物の光回線にもかかわらず、これが遅さの原因になっているケースがある。
Wi-Fiが遅いのは、①インターネット回線、②Wi-Fiルーター、③Wi-Fi子機のいずれかに原因があることが多い。
インターネットが遅いと感じることが増えた根本的な原因は、回線やWi-Fiの通信負荷が増大していることだ。