「ソフト開発」分野で最も読まれた記事は「開発言語の人気トップが交代、JavaやC/C++を抜き去ったのは」だった。日経クロステックで行ったアンケート「プログラミング言語利用実態調査」に基づいた記事だ。同調査の「利用しているプログラミング言語」のトップは、2020年はJavaScriptだったが、2021年にはPythonに交代した。Pythonはここ数年注目を集めていたが、実際に使われる言語としても首位になり、名実ともに人気を不動のものにした。
「WSL」や「SQL」といった個々の技術に注目が集まったのも2021年の特徴だ。両技術の関連記事は、「Windowsの中で本物のLinuxが動く、WSL2の驚異の実力」(第2位)、「エンジニアの必須知識『SQL』、話題のPythonで賢く学ぶ」(第11位)など6本が20位以内にランクインした。Linuxの操作を解説した「Windowsとはちょっと違うLinuxのディレクトリー操作」(第12位)も注目を集めた。
COBOL関連の記事も相変わらず読まれている。COBOLの不人気ぶりを調査から示した「GoやRustがスキルアップしたい開発言語の上位に、不人気1位は不動のあの言語」(第6位)やCOBOLの根強さを解説した「何度でもよみがえるCOBOL需要、なぜこんなに根強いのか」(第7位)が20位以内に入った。