「富士通社員が大分県へ続々移住、『首都圏に住む理由がなくなった』」。ITキャリアアップ分野では、テレワークの広がりで大きく変わるITエンジニアの働き方を象徴する記事が多くのアクセスを集めた。記事では、富士通が大分県と協定を結んで同県への移住を促進する取り組みを進めていることを取り上げた。場所を問わずに働ける柔軟な労働環境づくりは、IT業界全体でさらに進みそうだ。
資格に関する記事への関心も高かった。ランキング2位になったのは、「『役立つIT資格』ランキングに異変、前回調査トップから9位に転落したのはあれ」。日経クロステックのWebアンケートを通じて、資格の人気度や役立ち度を順位付けした記事に注目が集まった。基本情報技術者試験の動向を報じた記事も複数ランクインした。
3位になったのは、ベテラン層の苦悩を取り上げた「自分は『働かないおじさん』なのか?肩身の狭さに苦しむ50代の本音」。同じく50代をテーマにした「50代で転職を成功させる人、共通するのは『あのビジネススキル』」と合わせて、働く40~50代の共感を呼んだと考えられる。この年代には、若手部下との付き合い方に悩む人も多そうだ。「むやみにレベルを下げるのはご法度、Z世代部下との付き合い方」が広く読まれた。