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 2021年の土木業界における10大ニュースを、日経クロステック/日経コンストラクションが報じたニュースと共に振り返る。ここでは日経コンストラクションが選んだ10位から8位までを見ていこう。

10位:大和川線訴訟で「発注者の過失8割」

 大阪府が日本シビックコンサルタント(東京都荒川区)に対し、巨額の損害賠償を請求して注目を集めた阪神高速大和川線訴訟の判決が2021年3月26日、大阪地裁で出た。

 設計ミスでたて坑工事の費用が大幅に増大したとして、発注者の府が設計者の日本シビックに61億9000万円の損害賠償を請求。大阪地裁は設計ミスとの主張は否定したうえで、受発注者間の認識共有などの点で府と日本シビックの過失割合を8対2と認定した。さらに、損害額を府の算定よりも大幅に減額し、日本シビックに2億2000万円支払うよう命じた。

 府は、実質的に敗訴といえるこの判決を不服として控訴。一方で、日本シビックは控訴を見送っている。

阪神高速大和川線開削区間の施工時の様子。写真左下と右上にたて坑がある(写真:大阪府)
阪神高速大和川線開削区間の施工時の様子。写真左下と右上にたて坑がある(写真:大阪府)
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