あまたあるネットワーク技術用語。これから学ぼうとする人は、どれから習得すればよいのか迷うところだ。そこで本特集では、ネットワーク技術者に人気の国家試験「ネットワークスペシャリスト(ネスペ)」の出題傾向を参考に4つの技術を厳選。近年のネスペ試験で出された問題を例に挙げながら分かりやすく解説する。

特集
ネスペ試験に学ぶネットワーク技術
出典:日経NETWORK、2021年12月号 pp.22-31 特集1「必修!ネットワーク技術」を改題、編集
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
目次
-
サーバーや機器を監視するプロトコル「SNMP」、基本的な流れを理解する
SNMPは、サーバーやネットワーク機器などを監視および制御するためのプロトコルである。ネットワーク機器の多くが対応している。SNMPマネジャーとSNMPエージェントが情報をやりとりすることで、SNMPエージェントが稼働する機器の状態を調べる。
-
IPアドレスを変換する「NAT」と「NAPT」、2つは何が違うのか
NATとNAPTは、ネットワークの内部と外部で通信する際、送信元や宛先のIPアドレスを書き換える技術である。インターネットに接続するネットワークでは、NATやNAPTは必須の技術なので、ネスペ試験ではよく出題される。
-
ドメイン名とIPアドレスを関連付ける「DNS」、ネスペ試験に頻出の理由
DNSは、ドメイン名とIPアドレスを関連付ける仕組み。あるドメイン名に対応するIPアドレスを知りたいWebブラウザーなどは、DNSサーバーに問い合わせる。それに対してDNSサーバーは、対応するIPアドレスを返す。
-
最適な経路を動的に決定、「ルーティングプロトコル」の巧みな仕組み
ルーティングプロトコルは、ルーター同士が情報を交換するために使うプロトコルである。ルーターは、ルーティングプロトコルを使ってどのように最適な経路を決めるのか。その仕組みを解説する。
-
人気の「ネットワークスペシャリスト試験」、ネット技術を学ぶ最高の教材
技術者に人気の情報処理技術者試験である「ネットワークスペシャリスト(ネスペ)試験」。難易度は高く、一足飛びに合格するのは困難だ。ただ、ネスペ試験の合格を目指し、同試験で出されるような技術用語を学習すれば、無駄なく知識を深められる。