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 「Visual Studio Code」(VSCode)はMicrosoftが開発している高機能コードエディターです。今回は、ソースコードやプロジェクトのバージョン管理に関する拡張機能を紹介します(表3)。バージョン管理を行う代表的なソフトウエアといえば「Git」ですが、VSCodeにはGitと連携してソースコードを管理するデフォルトの機能があり、様々な拡張機能も提供されています。クラウド上でGitを用いたバージョン管理をするWebサービスである「GitHub」や「GitLab」とも連携できます。

表3●バージョン管理を便利にする拡張機能
表3●バージョン管理を便利にする拡張機能
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 一方で、個人開発がメインでGitはあまり使わないという方もいるでしょう。Gitを使わずに、パソコンのローカル上でバージョン管理を行う便利な拡張機能もあるので、順番に紹介していきます。

【1】 Local History

 単にファイルのバックアップを行いたい場合や、小規模なアプリケーションを試作するくらいの目的であれば、Gitを使わないという選択肢もあると思います。「Local History」は、ファイル保存時に自動的に履歴ファイルを残してくれる拡張機能です。

 インストール後に必要な設定は次の通りです。まず、「管理」>「設定」でVSCodeの設定画面を開き、「拡張機能」から「Local history configuration」の画面を開きます(図17)。設定項目の「Path」に、履歴のファイルが入る「.history」ディレクトリの保存先を絶対パスで指定してください(デフォルトだと現在開いているフォルダーが指定されます)。

図17●履歴のファイルが入る「.history」ディレクトリの保存先を指定する
図17●履歴のファイルが入る「.history」ディレクトリの保存先を指定する
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 では使ってみましょう。サンプルとして新しく作成したファイルをVSCodeで開き、適当に書き換えて保存します。エクスプローラーで確認すると、先ほど設定した保存先パスに「.history」というディレクトリが自動生成されます(図18)。「.history」の中には履歴ファイルがあり、編集したファイルの名前と日付がファイル名になっています。ファイルを変更して保存すると、保存のたびに履歴が増えます。

図18●「.history」ディレクトリに履歴ファイルが保存された
図18●「.history」ディレクトリに履歴ファイルが保存された
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 また、エクスプローラーの下部の「LOCAL HISTORY」を押すと「In the last hours」で各ファイルの差分を確認することもできます(図19)。

図19●履歴ファイルの差分を確認できる
図19●履歴ファイルの差分を確認できる
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 間違えてファイルを削除してしまった場合なども戻すことができるので安心です。