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 2022年は仕事の生産性が段違いに高まる。米マイクロソフトの最新OS「Windows 11」が標準搭載するノーコードのRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールを使うからだ。

 RPAツールの名称は「Power Automate for desktop」。コードを記述することなく、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)の操作や設定などで、パソコンを使った定例作業を自動化できる。

米マイクロソフトが提供するRPAツール「Power Automate for desktop」の画面(出所:日経コンピュータがキャプチャー)
米マイクロソフトが提供するRPAツール「Power Automate for desktop」の画面(出所:日経コンピュータがキャプチャー)
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 例えば「定期的に社内システムからCSVデータをパソコンにダウンロードする」といった定型作業や、「Webブラウザーで検索した結果をExcelに順次追記する」といった手動の作業を自動実行できるようになる。標準搭載する機能のため、もちろん無料だ。

 「Power Automate for desktopを使いたいからWindows 11を導入するというユーザーも出てくるのではないか」。マイクロソフトのパートナーである大塚商会のテクニカルソリューションセンタークラウドGインフラ課に所属する井上晶子氏はPower Automate for desktopが秘める力をこう評する。

 マイクロソフトはWindows 11を訴求するうえで、オフィスや自宅などの様々な環境で仕事をする「ハイブリッドワーク」における利用のしやすさを挙げる。具体的には、同社のコミュニケーションツール「Microsoft Teams」を標準で搭載するなどオフィス外で仕事をする際に、コミュニケーションを取りやすくしている。

 この点、Power Automate for desktopによる作業の自動化もハイブリッドワークをしやすくする。データやシステムの都合上、会社のオフィスでしかこなせない仕事をPower Automate for desktopで次々自動化すれば、それだけ仕事が早く終わり、出社する頻度を減らせる可能性も高い。オフィスかリモートかを自由に選びやすくなるわけだ。もちろんリモートワークでも自動化を進めれば、全体的な生産は段違いに高まる。働き方改革にもつながる。