全1027文字
PR

 米GMは2022年1月5日(米国時間)、ピックアップトラックの電気自動車(EV)「Chevrolet Silverado EV」の予約受注を開始した。23年に発売する計画である。車両の最低価格は、米Ford Motor(フォード)の競合車とほぼ同等に設定した。「稼ぎ頭」のピックアップトラック市場でEV開発競争が本格化する。

 同日、テクノロジー見本市「CES 2022」で講演したGM会長兼CEO(最高経営責任者)のMary Barra(メアリー・バーラ)氏は、同社の新型車について「非常に競争力のある価格」と自信を見せ、「顧客の需要に合った幅広い価格の選択肢を提供していく」(同氏)と語った(図1)。

図1 「Chevrolet Silverado EV」とGM会長兼CEOのメアリー・バーラ氏
図1 「Chevrolet Silverado EV」とGM会長兼CEOのメアリー・バーラ氏
「CES 2022」でオンラインで講演した。写真は上級グレードの「RST」。(写真:GM)
[画像のクリックで拡大表示]

 23年の発売時は、フリート顧客向けの「Work Truck(WT)」と上級グレードの「RST First Edition(RST)」の2種類を用意する(図2)。価格はWTが3万9900ドル(約463万円)で、RSTが10万5000ドル(約1216万円)。生産開始後、さらにラインアップを拡充し、5万~8万ドル(約579~926万円)のグレードを設定する計画だ。

 WTの価格は、フォードが22年に発売するピックアップトラックのEV「F-150 Lightning」の最低価格とほぼ同じである。同モデルは予約受注がすでに20万台に達するなど好調で、同社はGMの発表前日(米国時間22年1月4日)に、生産台数をこれまでのほぼ倍となる年間15万台に引き上げると発表した。

図2 斜め後ろから
図2 斜め後ろから
RSTの最大積載量は1300lb(約590kg)である。(出所:GM)
[画像のクリックで拡大表示]