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ドイツZFは2022年1月4日(米国時間)、自動運転レベル2+からレベル4までに対応した自動運転システム「coPILOT」をベトナムの新興自動車メーカーVinFast(ビンファスト)と提携して販売すると発表した。22年半ばからレベル2+の提供を始め、23年にもレベル3に引き上げる。その後、駐車などにおいてレベル4に相当する機能を提供する計画だ。
ZFは、センサーやコンピューティング・プラットフォーム、ソフトウエアなどをビンファストに提供する。これにより、自動運転レベル2+に加え、渋滞や高速道路走行時の自動運転、自動駐車などが可能になる。
ビンファストはベトナム最大の民間企業であるビングループに所属し、17年に設立した。年間で最大50万台の自動車と50万台の電動スクーターを生産できる工場がある。自動運転機能を搭載したEVを生産しており、22年から世界に向けて販売する。
なおZFのレベル2+の廉価版「coASSIST」については、中国・東風汽車が採用している。coASSISTより高度なレベル2+の「coDRIVE」にも顧客の関心が集まっているという。