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 米Intel(インテル)は、テクノロジー見本市「CES 2022」(米ラスベガスで2022年1月5~7日開催)において、パソコン(PC)向けMPU(Micro Processing Unit)「第12世代Coreプロセッサー」の新製品を一気に発表した ニュースリリース 。このうちモバイル(ノートPC)向けハイエンド製品の「Core i9-12900HK」は、競合するMPUである米Apple(アップル)の「M1 Max」(21年10月発表)*1や米AMD(Advanced Micro Devices)の「Ryzen 9 5900HX」(21年1月発表)*2を抜き、史上最高性能だとアピールした。

*1 Appleが新プロセッサー「M1 Pro」と「M1 Max」、最大70%高速化 *2 AMD、Zen 3コアのノートPC用MPU「Ryzen 5000モバイル」
第12世代Coreプロセッサー Hシリーズを紹介するIntelのGregory Bryant氏(executive vice president and general manager of Client Computing Group)
第12世代Coreプロセッサー Hシリーズを紹介するIntelのGregory Bryant氏(executive vice president and general manager of Client Computing Group)
(出所:Intelのプレゼンテーションビデオからキャプチャー)
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処理性能の比較
処理性能の比較
これまでは自社の従来品やAMDの製品と比較していたが、今回はAppleの独自MPUも比較対象になった。今回Intelが発表したモバイル(ノートPC)向けハイエンド製品の「Core i9-12900HK」は、競合のMPUとするAppleの「M1 Max」(21年10月発表)やAMDの「Ryzen 9 5900HX」(21年1月発表)を抜き、史上最高性能だとアピールした。(出所:Intel)
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 開発コード名が「Alder Lake」である第12世代Coreプロセッサーは、「Intel 7」(以前の10nm Enhanced SuperFin)プロセスで製造する。「Efficient-core」と呼ぶ低消費電力重視型CPUコア(以下、Eコア)と、「Performance-core」と呼ぶ高性能重視型CPUコア(以下、Pコア)を組み合わせて、高性能デスクトップPCから薄型モバイルPC用製品までを用意する。第12世代Coreは、実動作時にEコアとPコア上のスレッドへのタスク割り付けを最適化するための機能「Intel Thread Director」を備える。この機能は、OSに対してMPUの状態を詳細に報告する。OSはこの情報を基に、スレッドへのタスク割り付けを動的に最適化する。

第12世代Coreプロセッサーの特徴
第12世代Coreプロセッサーの特徴
(出所:Intel)
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 第12世代Coreの第1弾は21年10月に発表されたデスクトップPC向けの6モデルである*3。いずれもゲームユーザーやクリエーターを狙ったオーバークロックが可能なハイエンドMPUだった。今回は、ゲーマーやクリエーター用ノートPCに向けた高性能製品「Hシリーズ」を8モデル、デスクトップPC向け製品を22モデル発表した。さらに、薄型の高性能ノートPCに向けた「Pシリーズ」と、電池寿命重視の薄型ノートPCに向けた「Uシリーズ」の主な仕様を紹介した。

*3 Intelの第12世代Core、第1弾はデスクトップPC向け6モデル
ノートPC向け第12世代Coreプロセッサーのラインアップ
ノートPC向け第12世代Coreプロセッサーのラインアップ
(出所:Intel)
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