USBやワイヤレスでつないでパソコンの画面を共有できる
Web会議では画面共有で資料を映すことがよくある。Webex Desk Proで直接ファイルを扱うことはできないが、USB-Cケーブルでパソコンと接続すると簡単に画面を共有できる。その際は、製品に付属するUSB-Cケーブルを使うこと。最初、Macbook Proで使っていたケーブルを利用したところ認識せずに困ってしまった。また、パソコンによってはUSB-C端子があっても映像出力に対応していないこともあるので、こちらも確認しておこう。
ハードウエアが対応していれば、会議中にUSB-Cケーブルを接続すると左下にサムネイルが現れるので、「通話中に共有」をタップすれば画面共有が始まる。
その後、画面下のアイコンから「プレゼンテーションの前面に表示」をオンにすると自分の姿を切り抜いて、共有画面の上に表示することができる。「イマーシブシェア」と呼ぶ機能だ。ニュース番組のお天気キャスターのように、画面前に自分が表示され、プレゼンテーションできるのだ。自分を映す場所は四隅から選べるのも便利。
ホワイトボード機能も搭載。左下のホワイトボードアイコンをタップすると、表示中の画面をキャプチャーし、フリーハンドで手書きできる。この画面には参加者も書き込めるので、資料の一部分を囲ったり、文字を入れたりできる。「保存」をタップすれば、その時点のホワイトボードを記録し、後で開けるようになる。タッチペンも付属しているので、細かく書き込みたいときは利用しよう。
USB-Cケーブルが手元にない場合は、ワイヤレスで画面共有することもできる。「共有オプション」をタップすると、「スクリーンのワイヤレス共有」の下に9桁の英数字が表示される。パソコンのWebブラウザーで「https://share.webex.com」にアクセスし、この文字コードを入力すると画面を共有できる。ただし、ワイヤレス共有の場合はイマーシブシェアを利用できない。
スマートフォンの画面を共有する場合は、インテリジェント近接通信機能「Cisco Proximity」を利用する。スマホアプリを起動すると、右下に音波のようなアイコンがあるのでタップすると超音波信号を発して自動的にWebex Desk Proと接続できる。超音波といっても、まったく聞こえないので、不快になることもない。
