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USB PD対応の端子からパソコンも充電できる

 USB Type-C端子のうち奥側のUSB Type-C端子はUSB PDに対応しており、最大90Wの電力出力が可能だ。その端子とUSB PD対応のノートパソコンをUSB Type-Cケーブルで接続すると、ディスプレイからノートパソコンを充電できる。この端子の電力出力は90Wもあるため、大電力を要求するハイエンドPCの充電もしやすい。

 USB PDでノートパソコンを充電中に、USB Type-Cによる映像信号の伝達も可能だ。USB Type-Cケーブル1本の接続で、ノートパソコンの充電と映像出力の両方をまかなえるので便利。ただし、Webカメラやスピーカー、マイク、USBハブの機能を使うにはもう1本USBケーブルを接続する必要がある。

USB Type-Cケーブルで接続すると、ディスプレイからパソコンを充電しつつ、パソコンからディスプレイに映像出力もできる
USB Type-Cケーブルで接続すると、ディスプレイからパソコンを充電しつつ、パソコンからディスプレイに映像出力もできる
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液晶パネルの位置をかなり下げられる

 本体に付属するディスプレイアームの作りはかなりよい。低い位置から高い位置まで調節しやすく、調整後はその位置でしっかりと固定できる。

 液晶パネルをかなり低い位置にすると、画面を見下ろすような視点になるため、長時間の利用でも疲れにくい。また液晶パネルの位置を下げると画面上部のWebカメラの位置が視線より少し上の位置に来るため、会議で画面の資料を見つつWebカメラを見ながら話しやすいと感じた。

付属のディスプレイアームによって液晶パネルは上下に大きく動く。かなり低い位置にも固定でき、自身が見やすい位置にセッティングしやすい。背面には100×100のVESAマウントのねじ穴が用意されており、アームも取りつけられる
付属のディスプレイアームによって液晶パネルは上下に大きく動く。かなり低い位置にも固定でき、自身が見やすい位置にセッティングしやすい。背面には100×100のVESAマウントのねじ穴が用意されており、アームも取りつけられる
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幅が広くてWeb会議中に複数の資料を開きやすい

 最後に、基本機能である液晶ディスプレイを見ていこう。サイズは34型(パネルの対角線の長さは34.14インチ)と大きく、パネルは若干湾曲している。1m離れた正面から画面を見ると、湾曲はほとんど気にならない。画面の最大解像度は3440×1440ドットで、デスクトップ画面を広く利用できる。画面比率が21対9とかなり横幅が広いので、複数のウインドウを横に並べて表示しやすい。複数の資料を見ながらWeb会議がとてもしやすいと感じた。なお、一般的な16対9の画面比率を持つディスプレイと大きさを比べると、横幅は21型のディスプレイを2つ分、縦幅は27型ディスプレイと同じぐらいになる。横幅がかなり長いため、設置場所はよく検討したほうがよさそうだ。

 液晶パネルはIPS方式を採用しており、発色はかなりきれいだ。特に赤色と青色、黒色の発色がきれいと感じる。例えば青色のグラデーションがかかったようなWindows 11の標準壁紙でも、明暗部分がはっきりと表現できている。視野角が上下左右178度と広く、ディスプレイを複数人で囲むような使い方もしやすい。非光沢なので、周囲の映り込みが気になるようなこともなかった。

 C3422WEはWebカメラの画質やマイクの感度がかなり高く、ストレスなくWeb会議に参加できた。11万円という価格がやや割高と感じてしまうが、Webカメラやスピーカー、マイクなど、Web会議に必要な機能の性能が十分高いので、付加価値に魅力を感じれば導入を検討してもよいだろう。

C3422WEの主な仕様
横幅が約82cmもあるので購入前に設置場所を確認しておいたほうがよい。
サイズ幅81.585×奥行き23.495×高さ45.62cm
画面サイズ34型(対角線の長さは34.14インチ、画面比率は21対9)
画面解像度3440×1440ドット
画素ピッチ0.2325mm
最大輝度300cd/㎡
最大コントラスト比1000:1
視野角178度(上下/左右)
応答速度8ms(ノーマルモード)、5ms(高速モード)
最大発色数10億7000万
スピーカーステレオ(5W×5W)
入力端子HDMI、DisplayPort、USB Type-C