全3272文字

外付けマイクを使うことでキーボードの音から距離を取れる

 Web会議中にタイピングするなら、なるべく相手に打鍵音が聞こえないように工夫したい。よく見かけるのが、自分が話していないときはミュートにして、話すときにマイクをオンにするというマナー。しかし、取材のようにテンポよく会話しているときに、メモしつつ、ミュートをオン/オフし続けるというのは現実的ではない。

 ただミュートをオン/オフしても、自分が話している間の打鍵音が聞こえてしまうことは避けられない。そこで、可能な限り、マイクが打鍵音を拾わないように工夫してみよう。

 ノートパソコンを使っている場合は、外付けのマイクを利用するとよい。ノートパソコンはキーボードとマイクの距離が近いうえに、物理的に一体化しているので音を拾いやすい。外部マイクを使うことで、キーボードと距離を取れるし、振動も拾わなくなる。数千円の製品でもノートパソコン内蔵のマイクよりははるかに高性能なので、音質が向上するというメリットもある。

 ヘッドセットやマイク付きイヤホンを利用する手もある。マイクが口元にあるため、キーボードから離れている。ノイズキャンセル機能と併用すれば打鍵音はほとんど消せるだろう。

 ただし、安物の場合はマイクの品質が悪く音質も低下する。マイクの性能が低いと、自分ではなく相手にストレスを与えてしまうので、ある程度の音質を確保することをオススメする。