デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるにおいて、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)といったクラウド環境を選択するケースが主流となっています。本連載では各種クラウドが備えるネーティブのサービスを使って、データ基盤を充実させるための実践的な方法を解説します。

DXのためのクラウドネーティブなデータ基盤設計
目次
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データマネジメント機能を包含、Snowflakeは他のDWHと何が違うのか
Snowflakeはクラウド前提で設計されたデータウエアハウス(DWH)サービスである。「データクラウド」と呼ぶコンセプトを掲げ、データマネジメント機能を包含する。組織の枠を超えてデータの共有やコラボレーションをできるようにする機能も備える。
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Amazon AuroraでSQL Serverアプリ実行、Babelfish for PostgreSQLの活用方法
データベースをクラウドに移行する際、DBMS(データベース管理システム)の変更が検討に挙がる。クラウド事業者はDBMSの変更を容易にする機能を備えたデータベースサービスを提供している。「Babelfish for Aurora PostgreSQL」はSQL Serverからの移行に適したサービス…
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ETLなしでデータ分析や機械学習 、「両利き」のMySQL HeatWaveとは
「MySQL HeatWave Database Service」は米Oracle(オラクル)が提供するデータベースサービス。軽量で高頻度の処理と複雑な大量データ処理のいずれにもパフォーマンスを発揮する。データ分析環境を容易に構築できる機能のほか、機械学習の機能が組み込まれている。
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既存Oracleの移行先、Oracle Exadata Database Serviceが有力な理由
既存のOracle Databaseの移行先としてOCI上のデータベースサービスが注目されています。その中から「Oracle Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure(ExaDB-D)」を取り上げ、その特徴と用途を説明します。
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「NewSQL」としてのCloud Spanner、PostgreSQL互換性を備え移行性も配慮
RDBMSの特性である一貫性とNoSQLの特徴である更新性能の拡張性を兼ね備えたデータベースを「NewSQL」と呼ぶ。米Google(グーグル)の「Cloud Spanner」はその代表的なマネージドサービスである。オープンソースのRDBMSであるPostgreSQLとの互換性も考慮している。
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システム間のデータ連係をローコードで実装、Oracle Integration Cloudの使い方
DX(デジタルトランスフォーメーション)には複数の施策があり、導入サービスやシステムが増える。システム間のデータ連係を効率的かつ高速に実装することがDXには欠かせない。「Oracle Integration Cloud Service(OIC)」はデータ連係をローコードで実装できるサービスである。
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データカタログを作る、AWS Lake FormationとMicrosoft Purviewとは
データカタログを実現するための製品・サービスは非常に多く、提供される機能群には大きな差異がある。今回はスモールスタートが可能で、データカタログの代表的な機能を備えるクラウドサービスとして、「AWS Lake Formation」と「Microsoft Purview」について解説する。
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要件は使いやすさ・自動化・変化・ビジネス用語、データ活用に不可欠なデータカタログ
データを経営資産として管理し、活用することはデジタルトランスフォーメーション(DX)を進める上で大切なポイントになる。だが、データの種類や形式の多様化に加え、データベース、データウエアハウス(DWH)などにデータは分散している。「欲しいデータを探す仕組みである」データカタログの構築が欠かせない。
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ジョブ管理ツールの定番、Apache Airflowのマネージドサービスを使う利点と勘所
「Apache Airflow」は統合ジョブ管理ツールとして多くの企業で利用されており、そのマネージドサービスも存在します。今回はGoogle CloudやAamazon Web Servicesで提供されているマネージドサービスについて解説します。
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データ統合に欠かせないApache Airflow、どのような企業にマッチするのか
データを効率よく扱うにはデータの統合が欠かせない。データ統合のツールとして「統合ジョブ管理ツール」がある。クラウドの利用が広がるとともに、オープンソースソフトウエアの「Apache Airflow」を利用する企業が増えてきた。今回は効率よくデータを統合するためのサービスであるApache Airf…
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高機能な全文検索を手軽に、Elasticsearch系サービス利用の勘所
DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するうえで重要なことの1つに、「必要な情報(データ)に容易に到達できる」ことが挙げられます。実現には高度な検索が必要であり、その手段として全文検索エンジンがあります。今回は人気の全文検索エンジン「Elasticsearch」について解説します。
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ストリーミングデータを適切に扱う、Apache Kafkaの特徴と活用パターン
データ基盤に蓄積するデータにはサーバーログなど、1つひとつが小さく継続的に生成される「ストリーミングデータ」もあります。今回は分散データストリーミングプラットフォーム「Apache Kafka」について、その特徴や活用パターンを取り上げます。
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DBをオンプレミスからクラウドへ、AWSの移行支援サービスでできること
デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるに当たり、データベース(DB)をオンプレミスからクラウドに移行することは重要なポイントになります。今回は米Amazon Web Services(AWS)のクラウド移行サービスであるSCTおよびDMSについて解説します。
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DXの主流に、クラウドネーティブなデータ基盤設計とは何か
デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるにあたり、そのデータ基盤に「Amazon Web Services(AWS)」、「Microsoft Azure」、「Google Cloud」、「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」といったクラウド環境を選択するケース…