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 製造業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)先進企業などが集った「製造業DXカンファレンス2022」(主催:日経BP、2022年1月26~28日、東京ビッグサイト)最終日の基調講演では、日産自動車常務執行役員車両生産技術開発本部担当の平田禎治氏が登壇。「ニッサン インテリジェント ファクトリー ~ 生産現場DXによる次世代のクルマづくり ~」と題し、同社栃木工場に導入した「ニッサン インテリジェント ファクトリー (NIF)」による生産現場DXについて紹介した。

 NIFでは、熟練工が担っていた組み立て作業の完全自動化や、IoT(Internet of Things)を活用した品質管理・自動検査、予兆保全といった最新技術を開発・導入し、省人化・省力化、生産性向上を実現。現在は、SUV(多目的スポーツ車)タイプの新型電気自動車(EV)「アリア」を生産している。

 NIF導入の背景について平田氏は、「日本では少子高齢化が進み、安定した労働力の雇用が難しくなっている。かつ日産の長い歴史を重ねる中、日本、北米、欧州の生産拠点も老朽化してきていた」と語り、自動車産業や同社が抱える課題を指摘。だからこそ今が、「最新技術導入のためのよい機会」(同氏)と捉えたという。

日産自動車常務執行役員車両生産技術開発本部担当の平田禎治氏
日産自動車常務執行役員車両生産技術開発本部担当の平田禎治氏
(出所:日経クロステック)
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