『MONODZUKURI」という「底力」を未来へ。』をスローガンに、オートメーションと計測の最先端技術・情報が集う総合展示会「IIFES 2022」(2022年1月26~28日、東京ビッグサイト)が開催されている。注目の展示を紹介する。

IIFES2022
目次
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磁気浮上するベッコフの「空飛ぶ絨毯」 製品を自在に搬送
独Beckhoff Automation(ベッコフ)は多品種少量生産の実現などに向けて、磁力を活用した搬送システム「Xplanar(エックスプラナー)」を提案する。磁気で浮上するトレー状の搬送機が平面上を自在に動く。ベルトコンベヤー式の生産ラインとは異なり、搬送ルートを柔軟に変えられる。日本では半…
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東芝系リストバンド、屋外作業の暑さストレス計測 安全を支援
東芝インフラシステムズ(川崎市)は、作業者の健康状態を「見える化」する工業用途向けリストバンド型センサー「MULiSiTEN(マリシテン) MS100」をオートメーションと計測の技術展示会「IIFES 2022」(2022年1月26~28日、東京ビッグサイト)で披露した。
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ホンダは団体で、個人ではトヨタ河合氏が受賞、第7回向殿安全賞
セーフティグローバル推進機構(IGSAP)は、産業安全の向上と進歩・普及などに貢献した個人・団体を表彰する「第7回 向殿安全賞」の受賞者を発表。計測とオートメーションの展示会「IIFES2022」(2022年1月26~28日、東京ビッグサイト)会場で表彰式を行った。
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日立が複数ロボット連携の組立ラインをデモ 構築は仮想空間で
日立製作所は、オートメーションと計測の展示会「IIFES 2022」(2022年1月26~28日、東京ビッグサイト)に、同社グループが提供するさまざまな機器やソリューションを活用して構築した自動化ラインをデモンストレーションした。2種類のボトルに液体を充てんして倉庫へ搬送する。仮想空間でのライン設…
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搬送ロボの開発時間・コストを5割減、自律型車輪をIDEC販売
IDECはモーターや安全に走行する機能を内蔵した車輪を2022年4月から日本で販売する。自動的に走行・搬送するロボット向けで、産業用パソコンや車体を組み合わせて使う。走行に必要な機能の多くが車輪に一体化されているため、自動搬送ロボットの開発時間を約5割削減でき、コストも3~5割減らせる見通しだ。
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アルミ合金表面も非接触で温度測定 堀場製作所が新手法を開発
堀場製作所は、測定対象を広げる非接触の温度計測手法「差分方式」を開発。併せて、同手法で使う放射温度計「IT-270」の販売を2022年1月26日から開始した。アルミニウム合金など表面の反射率が高い材料に対しても、表面温度を高精度に測定できる。従来の放射温度計では難しかった200度(℃)以下の低温領…