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Ubuntu向けPowerShellもある

 定義されているエイリアスの一覧は、「Get-Alias」で取得できます。この一覧を見ると分かりやすいのですが、一つのコマンドレットに対して複数のエイリアスが定義されていることがあります。例えば、ディレクトリーの内容を一覧表示する「Get-ChildItem」は、定番の「ls」だけでなく、MS-DOSのコマンドでもある「dir」でも呼び出せます。

 「Get-Command」では、使えるコマンドレットの一覧を表示できます。また「Get-Help」コマンドレットの引数にコマンドレット名を指定することで、そのコマンドレットのヘルプが見られるので、一度目を通しておくとよいでしょう。

 よく使いそうなコマンドレットと、対応するエイリアス(Linuxコマンド)を表1にまとめました。

表1 主なPowerShellコマンドレットの定義済みエイリアス
よく使われるLinuxコマンドに対応するエイリアスが定義されているものを抜粋した。
表1 主なPowerShellコマンドレットの定義済みエイリアス
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 「Set-Alias」を使うと独自にエイリアスを定義することもできます。エイリアスが示す先は、コマンドレットだけでなくWindowsの実行プログラム(.exe)も指定可能です。このためPowerShellからWindowsアプリを呼び出すことも簡単です。よく使うアプリをエイリアスとして定義しておけば、PowerShellをコマンドライン型のプログラムランチャーとして使うこともできるでしょう。

 なお、逆転の発想になりますが、WindowsでLinuxと同じコマンドを使うのではなく、LinuxでWindowsのシェルを使うことも可能です(図1)。実はPowerShellにはLinux版が存在し、Ubuntu向けのパッケージも公開されています*1。サードパーティーリポジトリーを追加してAPTを使うか、Debパッケージを直接ダウンロードするか、あるいはsnapを使うことでインストールできます。詳しいインストール方法は、Microsoftのドキュメント*2を参考にしてください。

*1 ただしDebパッケージが用意されているUbuntuのバージョンはLTSのみとなります。
*2 https://docs.microsoft.com/ja-jp/powershell/scripting/install/installing-powershell-on-linux?view=powershell-7.1(短縮URL:https://bit.ly/3FRWQXj)
図1 Ubuntu上でPowerShellを動かす
図1 Ubuntu上でPowerShellを動かす
Ubuntu 20.04 LTSにDebパッケージでインストールした。
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