システムの運用業務に欠かせない「システム監視」に関する常識が、この10年で一変したのをご存じだろうか。監視する対象のITインフラストラクチャーが従来の物理マシンから仮想マシン、クラウド、コンテナへと変わったことに加えて、その上で稼働するアプリケーションもマイクロ・サービス・アーキテクチャーへと一変したためだ。「オブザーバビリティー」「APM」「計装(インストルメンテーション)」「分散トレース」「SLI/SLO」「AIOps」――。そんな目新しい単語が飛び交うクラウドネイティブ時代のシステム監視のあり方を解説する。