システムの運用業務に欠かせない「システム監視」に関する常識が、この10年で一変したのをご存じだろうか。監視する対象のITインフラストラクチャーが従来の物理マシンから仮想マシン、クラウド、コンテナへと変わったことに加えて、その上で稼働するアプリケーションもマイクロ・サービス・アーキテクチャーへと一変したためだ。「オブザーバビリティー」「APM」「計装(インストルメンテーション)」「分散トレース」「SLI/SLO」「AIOps」――。そんな目新しい単語が飛び交うクラウドネイティブ時代のシステム監視のあり方を解説する。

特集
システム監視の新常識、クラウドやコンテナで激変
目次
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みんなの銀行に学ぶ、マイクロサービス時代のシステム監視
最新のマイクロサービス・アーキテクチャーを採用するシステムを安定稼働させるためには、従来とは異なる最新のシステム監視手法が必要だ。銀行の基幹系システムを「Google Cloud」上にマイクロサービスで構築したみんなの銀行の事例から、マイクロサービス時代のシステム監視を見ていこう。
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最新SaaSでシステム監視はどう変わる、三井住友ファイナンス&リースの証言
システム監視の常識が近年、大きく変化している。その1つがシステム監視ツールのSaaS化だ。最新のシステム監視SaaSの実力はどれほどのものか。システム監視SaaSを導入することで運用管理チームをわずか3カ月で立ち上げた三井住友ファイナンス&リースの事例から探ろう。
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「オブザーバビリティー」など新語が続々、システム監視の常識が一変した理由
システムの運用業務に欠かせない「システム監視」に関する常識が、近年激変している。監視する対象が従来の物理マシンから仮想マシン、クラウド、コンテナへと変わったことに加えて、その上で稼働するアプリケーションもマイクロ・サービス・アーキテクチャーへと一変したためだ。