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VRゴーグルで没入感の高い仮想空間を体験する

 視界の全てを覆う「VRゴーグル」を使うと、VR(仮想現実)が作り出す世界への没入感が高まる。いくつかの方式があり、主にスタンドアローン型、PC VR、スマホVRに大別できる(図1)。手軽に楽しむならスタンドアローン型が便利だ。

手軽に楽しむならスタンドアローン型が便利
手軽に楽しむならスタンドアローン型が便利
図1 VRゴーグルには、単独で使えるスタンドアローン型、パソコンと接続するPC VR、スマホを取り付けるスマホVRがある
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 スタンドアローン型のVRゴーグルで人気が高いのは「Meta Quest 2」(米メタ)だ(図2)。最新の高性能スマホとほぼ同等の性能を持つCPUを搭載し、3Dグラフィックスを駆使したVRゲームもスムーズに動作する。ゴーグル内には片目1832×1920ドット(両目で3664×1920ドット)の高解像度ディスプレイを搭載しているので、画質は4K相当まで高められる。

スタンドアローンVRの定番製品
スタンドアローンVRの定番製品
図2 「Meta Quest 2」(旧称Oculus Quest 2)はスタンドアローン型の人気製品。専用ストアでは、主要な動画サイトアプリ、体験型VRアプリ、VRゲームなどが提供されている。パソコンとUSBケーブルで接続すればPC VRとしても使える
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 Meta Quest 2には本体とコントローラー、アクセサリーなどが同梱されている(図3)。なお、眼鏡を掛けたまま利用する場合は、本体とパッドの間に付属のスペーサーを挟み、ゴーグル内の距離を調整する。

Meta Quest 2をセットアップ
Meta Quest 2をセットアップ
図3 パッケージには本体、左右のコントローラー、アクセサリー、USBケーブル、電源アダプターなどが含まれる
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 コントローラーは右手用と左手用があり、両方を握って操作する。モーションコントロールに対応しており、コントローラーを握った両手を動かすことで、仮想空間内でのポインターや、そこに現れる自分(アバター)の腕などを動かせる。

 マウスの左右ボタンのような役割を持つ「トリガー」が、コントローラーを握ったときの人差し指と中指の位置にある。トリガーを押すことでアバターの指を動かし、仮想空間内にある物をつかんだり離したりもできる(図4)。

左右のコントローラーで操作
左右のコントローラーで操作
図4 両手に持つコントローラーで操作する。左右のコントローラーは、人差し指と中指がトリガーに触れるように握る
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 VRゴーグルを装着するときは、周囲に十分なスペースを確保しよう(図5)。仮想空間内でアバターの体と腕を動かすVRゲームや体験型VRの場合、左右に腕を伸ばしても周囲の物に当たらないようにしておく。個人差もあるが、2m四方を確保できれば、おおむね問題ないだろう。なお、動画鑑賞などの用途なら、体や腕をさほど動かさない。狭い空間でVRゴーグルを利用しても大丈夫だろう。

VRゴーグル装着時は十分なスペースを確保
VRゴーグル装着時は十分なスペースを確保
図5 体験型VRアプリやVRゲームの場合は実際に体を動かすことが多いので、2m四方程度の空間を確保して始めよう。体を動かさないVRアプリや動画鑑賞なら不要だ
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 Meta Quest 2を最初に使い始めるときは、基本的な操作方法を案内するチュートリアルが表示され、初期設定もVRゴーグル内で操作する(図6)。初期設定を終えると画面が切り替わり、目の前に仮想空間が広がる。ここがMeta Quest 2のホーム画面になる(図7)。ホーム画面からアプリを起動したり、設定画面を開いたりする。Webブラウザーも用意されており、仮想空間内でインターネットの閲覧も可能だ。

画面の指示通りに初期設定する
画面の指示通りに初期設定する
図6 本体の電源を入れると、初回はゴーグル内の映像として設定画面が表示される。コントローラーを操作して、使用言語やレンズの左右の位置調整、Wi-Fiとの接続などを設定する
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ホーム画面からアプリを起動する
ホーム画面からアプリを起動する
図7 初期設定が完了すると、リビングのような仮想空間が目の前に広がる。コントローラーのボタンで「ホーム」を表示して各種操作を選ぶ。アプリは「ストア」から入手
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 アプリやゲームは専用のストアから入手できる。VRゲームや動画プレーヤーといった娯楽用途だけでなく、パソコンのデスクトップ表示アプリやチャットアプリなど、ビジネス用途のVRアプリも多い。

 「YouTube VR」や「Amazon Prime ビデオ」といった動画配信サイト用のアプリでVR動画を楽しめるだけでなく、通常動画を仮想空間内の巨大スクリーンに投影して迫力のある映像を楽しめる(図8)。

目の前の大画面で動画を楽しめる
目の前の大画面で動画を楽しめる
図8 「YouTube VR」や「Amazon Prime ビデオ」といった動画サイトのアプリが提供されており、ゴーグルでVR動画を鑑賞できる。通常の映像の場合は、仮想空間に大きく投影できる
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