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 「空中ディスプレーはこれまで、映像が暗い、ぼけているというのが一般的な評価で商品性に乏しかった。最近になってようやく高輝度なものができて、これからは車載を含めさまざまな用途で評価が進んでいくだろう」

 マクセルは2021年12月、空中ディスプレー技術を活用した「空間映像マンマシンインターフェース (Advanced Floating Manーmachine Interface、AFMI)」を開発し、組み込み可能なAFMIユニットを同年2月から量産すると発表した。AFMIは、アスカネットの空中結像用光学素子「ASKA3Dプレート」を採用したシステムで、独自の光学設計によってマクセルの従来開発品と比べ3分の1以下の薄型化、2倍の輝度を実現したとしている。

輝度が4000~6000cd/m<sup>2</sup>と高い空中ディスプレー
輝度が4000~6000cd/m2と高い空中ディスプレー
マクセルが開発した「空間映像マンマシンインターフェース (AFMI)」のKIOSK端末への実装イメージ。空中映像のコントラスト比は1200:1、解像度は1920×1200画素。(写真:マクセル)
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 具体的な空中映像の仕様は、輝度が4000~6000cd/m2、コントラスト比が1200対1である。ちなみに、21年に発売された「iPad(第9世代)」の10.2インチディスプレーの輝度が500cd/m2なので、これと比べても約10倍とかなり明るい。冒頭のコメントは、開発を統括する新事業統括本部担当本部長兼AIS事業推進部部長である高田秀宣氏の自信の表れである。