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(出所:アップル、以下同じ)
(出所:アップル、以下同じ)
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 米(Apple)アップルの新製品発表イベントが2022年3月9日午前3時(日本時間)からオンラインで行われた。

 冒頭でアップルの定額動画配信サービス「Apple TV+」の新番組の発表があり、その後4種類のハードウエアが公開された。「iPhone SE(第3世代)」「iPad Air(第5世代)」「Mac Studio」「Studio Display」だ。

 このうち筆者が注目しているのは、Mac Studioと純正ディスプレーのStudio Display。特にStudio Displayは、筆者が持っているMacBook Airとも接続すれば仕事環境をグレードアップできそうで期待している。

Mac Studioの「Studio」ってどういう意味?

 まず名称に「Studio」と付けられたMac Studioについて触れておこう。2019年に登場した「iPhone 11 Pro Max」に付けられた「Max」にも「そう来たか」と驚いたが、そのときでも大きさや性能がマックスなのだろうとは想像できた。

 これまでのMacに付けられている「Air」「Pro」「mini」なども製品を見れば付けられた理由がわかる。では今回の「Studio」とはどういう意図になるのだろうか。

 イベントの中では、スタジオとは「多くの人々が人生で最高傑作を作る場所」「デザイナーや科学者、デベロッパーなどのクリエーターが世界を変える場所」であると説明していた。そして「多くの人々にとってMacはスタジオの中心的な役割を果たします」と。

 今回のMac Studioは、現在スタジオで活躍しているMac、中でもデスクトップ型の「iMac」「Mac mini」以上の高いパフォーマンスと拡張性を求めるユーザーに向けて提供されるものだ。

アップルは「多くの人々が人生で最高傑作を作る場所」を「スタジオ」と定義し「Macはスタジオの中心的な役割を果たす」とした
アップルは「多くの人々が人生で最高傑作を作る場所」を「スタジオ」と定義し「Macはスタジオの中心的な役割を果たす」とした
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 iMacに搭載されるディスプレーの品質はかなり良く、全体的にコストパフォーマンスは高いのだが、自分で好きなディスプレーを組み合わせられるMac miniを好むユーザーも多い。理由は様々だが、安価なディスプレーを組み合わせればiMacよりも安く済んだり、Mac買い替え時にディスプレーはそのまま活用できたりするといったメリットがある。

 しかしMac miniの性能に満足できない場合に、ディスプレー外付けのMacを選択しようとしたら、これまでは「Mac Pro」しかなく、下位モデル同士の比較でも8倍以上になってしまうといったジレンマがあった。それ故Windows PCを選択していた人がいたかもしれない。

 Mac StudioはMac miniとMac Proの大きなスキマを埋めることが期待される。きょう体サイズもフットプリントはMac miniと同じ「19.7×19.7cm」と同じで、高さはMac miniを2つ重ねたぐらいのイメージだ。机の上に置いても邪魔にならない、Mac miniの延長線上にあるマシンといえる。

Mac miniとMac Proのスキマを埋めるMac Studio。フットプリントはMac miniと同じ「19.7×19.7cm」。アップル直販価格で24万9800円から
Mac miniとMac Proのスキマを埋めるMac Studio。フットプリントはMac miniと同じ「19.7×19.7cm」。アップル直販価格で24万9800円から
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